福岡ネイバーフッドで発見!ほとばしる〇〇愛
2022/03/03
福岡は、何も福岡市だけじゃない。
周辺に広がる街にも魅力がいっぱい。
そして、そこかしこに
FREAKたちが存在するのだ!
「HEY&Ho.」の店主・シゲさんだ。
もうやらないだろうとごっそり釣り具を捨てて10年、華麗に再燃した釣り愛を語る。
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HEY&Ho.シゲさんの釣り愛。
釣りへの情熱が再燃したきっかけはコロナ禍だった。「夜遊びが趣味だったのに遊べなくなっちゃって、なら朝遊ぶしかないなって」。10年のブランクの間に釣り具は大きな進化を遂げていた。「もう楽しくなっちゃって、用事もないのに釣具屋に行ったりして。釣りの最中はもちろんですけど、行く前のワクワクも楽しいし、何が釣れるかわからないガチャガチャ感も楽しい。あと、やっぱりおいしいんですよ。家に帰って刺身にして家族に献上するところまでが釣りです。」
自然と向き合うようにもなった。「潮見表を見るようになってから、潮の満ち引きでお店のスタッフのシフトを決めるようになりました。大潮の日に入ってよ、とか。潮流や水温のことも考えるようになったし、地球とのコミュニケーションですよね」。もう一つのコミュニケーションも欠かさないのがシゲさん流。「釣りをしない日でも漁港に行くことはあります。港にいるおじちゃん、おばちゃんと話すのが楽しいんです。魚のことも下世話な噂話も聞ける。毎日話しかけるのに全無視してくるオヤジとかもいる。いろんな人とコミュニケーションをとることで、釣りの深みが増すんですよね」 -
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"フィッシング太郎"別注に注目するべし。
シゲさんが店主を務める「HEY&Ho.」は波佐見焼の「マルヒロ」の姉妹店で、イラストレーターのNONCHELEEEとつくるオリジナルアイテムも人気。「FREAK'S STORE アミュプラザ博多店」にて3月21日まで開催されるポップアップでは、釣り愛が垣間見える"フィッシング太郎"ロゴの別注アノラックなどが登場。最後の3日間はシゲさんが来店しワークショップも行うので、太郎シリーズの誕生秘話を、ぜひ本人に尋ねてみて。
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その魅力をもっと多くの人に伝えたいと立ち上がったのが、海苔漁師の孫・黒滝サクだ。
キュートな笑顔と抜群の行動力で、あふれる海苔愛を柳川から全国へ発信する。
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寝ても覚めても、考えるのは海苔のこと。
黒滝サクって本名ですか?と尋ねると「"ノリ"ジナルネームです♡」とニッコリ。黒く流れる海苔の姿とサクサク食感を表現しているという。東京でモデル活動をしている中で、地元名産の海苔の認知度の低さに気づき衝撃を受けた。「柳川は全国でもトップクラスの海苔の産地なのに、全然知られていない。それと身近すぎるので、みんな海苔について深く考えたりしないんですよね。柳川出身として、海苔漁師の孫として、私にしかできないやり方で海苔の魅力を伝えていかなきゃと思ったんです」
看板商品はサクサク食感が自慢の「万能sakuサクのり」。「海苔の旬は12〜3月で、最初に摘み取る海苔を一番摘みと言います。柳川産の有明海苔の一番摘みは、口溶けがよく味も濃厚ですが、やわらかすぎてサクサク食感を出すのは難しい。そこで海苔漁師さんに頼み込んで漁に同行し、旨味とサクサク食感を両立させるギリギリのラインを見極めながら、試行錯誤を重ねました」。一番摘み生海苔を贅沢に使った無添加の佃煮や、海洋深層水の焼き塩で味付けした塩海苔も人気だ。休日でもメーカーを訪問したり、新たなプロジェクトの事を考えたりと、海苔のために奔走する毎日。「休んでいたら時間がもったいないんです。今後は海苔を使ったペットフードや宇宙食も開発したいと思っています」。黒滝サクの野望は止まらない。 -
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海苔だらけのノリケラトプス研究所へ。
黒滝サクが所長を務める「ノリケラトプス研究所.」は、柳川観光の中心地、沖端にある古民家を改装したショップが拠点。海苔商品の企画・販売にとどまらず、海苔を肥料にした米づくりや、海苔が持つ保湿成分を活用したコスメの開発、海苔を埋め込んだジュエリーのデザインなども行なっている。現在、海苔や地元食材を使ったメニューが楽しめるカフェの計画も進行中。
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