ALASKAN HOSPITALITY
2018/05/04アラスカ、クーパーランディングで電話を待つこと数分
今夜の宿の終焉はあっけなくやってきた
正直、宿代はどうでも良くて、
とにかくこの近辺に宿泊することが出来る安堵感が優先
今夜泊まる宿は、なんと大きなロッジを丸ごとに決定
10人は泊まれるであろうロッジであり、
確実に予算オーバーで空間を持て余しすぎ
しかしロッジは素晴らしいの一言
オーナーが趣味半分で年月かけて手作りで建て、
今もまだ進化中という
ロッジライフであり、
多分こういうのがアラスカンライフ!?
と思わせてくれる木のぬくもりやスケール感
ベッドルームも何部屋あったか忘れるくらいの贅沢な間取り
内装装飾も普段の生活から生まれて来るアイデァばかりで、
非常に勉強になる
ロッジは川沿いの斜面を利用した二階建ての建物
内装や外装だけではなく、
敷地内の手入れや周り風景も素晴らしいという
が、アラスカの夜は暗すぎでまったく見えない。。。
午後9時過ぎに急に宿泊依頼が舞い込んだため、
ロッジにはまだ暖房の火も入っていない
9月中旬でもすでに夜の寒さを感じるのはさすがアラスカ
火を起こしている間に夕食をしようということで、
頭に浮かぶのは先ほど寄り道をしたレストランのみ
コンビニ系はすべて閉まっているので、あそこしかない
なんとかレストランへは間に合い、
今宵は宿も食べ物にもありつけることが出来た
レストランには数人のお客がまだ食事をしていた
ローカルらしく、みんなで釣りに行ったあとのパーティーだ
みんな大男で声でかい、レストランのマスターも声でかい
お前らも釣りか!?どこから来やがった!?
アラスカは、クーパーランディングは初めて!?
っていうか、なに人だお前ら!?
怒涛の質問ぜめにあいながらも注文をする
こんな僻地だから食事はあまり期待できないのだろうな
だってマスターはまったく料理する気配なしだし、
閉店近しでビールを飲みながら、テーブルの片付けもなし
ローカルたちと談笑は続いている
が、レストランの雰囲気はロッジと同様に、
またもやナイスだった
なんて表現したら良いのか難しいが、
自然の営みのなかで育まれた空間と調和
このなんとも言えない一体感は、
一夜で作り出せるモノではない
このような感覚や感性は、
フリークスストアの店づくりにもつながるはず
お前ら、たらふく食ってけよ!
と出てきたディナーは予想外に美味しそう!
サービスして大盛りだそうだ
味もなんと最高で大満足
また来やがれな、とレストランのマスター
お腹パンパンでロッジに戻ると部屋は暖かく、
庭でも薪が組んであり燃えていた
アラスカ流の"おもてなし"には、
荒々しさ、豪快さの中にも"暖かさ"がある
最後まで諦めずに、
この地に泊まることが出来て良かったと鹿島代表
一期一会のデイトリッパー、
暖炉を囲んで夜遅くまで続く、です
ではまた