CALIFORNIA

LUXURY FOR ALL

2019/02/03

70年代後半から80年代にかけて、
ニューヨークをリードし続けたディスコ、Studio 54

アンディー・ウォーホールやミック・ジャガー、
マイケル・ジャクソン、イヴ・サンローランなど、
著名なミュージシャンやアーティスト、
ファッショニスタたちがこぞって通っていたディスコ

現アメリカ大統領のトランプ氏も通っていたという話

その伝説的ディスコを世に送り出した、
創立者の一人イアン・シュレーガーが、
ニューヨークのローワー・イーストサイドに、
時代のニーズにあったホテルを創造している

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PUBLIC HOTEL

ホテル設計を手掛けたのは、
ドイツのHERZOG & DE MEURON

主にスタジムなどの、
大きな建物を建設する会社らしい(ホテルのスタッフ談)

イアンはStudio 54の脱税で逮捕されたあとに、
復活劇としてホテル事業を開始

初期に手掛けたMorgans New Yorkは、
それまで閉鎖的なホテルのラウンジを、
宿泊者以外でも気軽にアクセスできる、
開かれた社交場に仕上げた

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今ではACE HOTELNOMAD HOTELなどを筆頭に、
ホテルに飲みにいく、食事しにいく、
ルーフトップに遊びにいくなどが当たり前になったが、
当時はそうではなかったらしい

イアンの発想はこうだ
ニューヨークの物価は高い、ホテル料金も高い
であれえば無駄なサービスを省き、経営コストを下げる
チェックインもアイパッドで十分、ロビーも必要なし

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そしてみんなが集えるコミュニティーの場、
ゆったりとしたスペースを設けること

高速インターネットは当然の無料で、
コワーキングスペースや食を充実させることで、
ホテルの価値観を高めてゆくのが狙いかな

彼の持ち味でもある、
ラグジュアリーというキーワードを失わず、
かつミニマルな世界観を造ること

そんなことがニューヨークで出来るの!?
しかもリーズナブルな宿泊料金で。。。

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レストランは3つにバーも3つ
ホテルのポップアップショップに地下のアートスペース

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いったいどんなホテルなのだろうか
宿泊して五感で感じるべく、
まずは異次元につながるエレベーターに乗ってゆこう

ではまた

Nao Akimoto

Nao Akimoto
VINTAGE BUYER / EVENT DIRECTOR
某セレクトショップのヴィンテージバイヤーとして渡米を繰り返す。その後独立しLAに移住。現在はバイヤー、ディストリビューター、ファッション・イベント『Inspiration』のヴィンテージ・ディレクター、ライフスタイル全般のコーディネーターとして活動中。

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