Sadly after 40 years Naish Kailua will close its doors.
2020/05/26Aloha
また、私ネタで申し訳ない。
ぼくが初めて手に入れた板
それは、当時日本に住んでいたのだが
Naish Hawaiiというブランドのものなのだった。
サーフィンに関する知識は皆無で
ウッド仕上げが素敵だという単純な理由で手に入れたものだ。
ところが9フィート4インチのこの板はとても調子が良かった
初心者にはとても浮力があり、パドルがとても楽だったから
小さな波でも調子良く乗れたものだった。
入手後に知ったのは、このナッシュ・ハワイは
サーフブランドではなく
ウィンドサーフィンの世界チャンピオンが創った板だったということ
ブランドのオーナーはロビー・ナッシュ
カリフォルニア・サンディエゴ出身
のちにオアフのウィンドワード地区カイルアに移り住んだ人物で
ウィンドサーフィンの黎明期を支えたスーパースターであったのだ。
そのナッシュ・ハワイ
店舗がカイルアに店があったのだが
残念ながら先日、40年の歴史の幕を閉じてしまった。
ぼくがハワイに移住した当時
2011年9月28日、偶然店を発見し訪れたときの写真がこちら。
店内にあったファーストボードを見て、感動したのをいまでも覚えている
2011年当時のハワイはスタンドアップパドルが台頭しはじめ、
すでにウィンドサーフィンをやる人は皆無
カイルアはカイトサーフィンのメッカになっていた。
そして2020年、クローズした店の写真がこちらだ。
看板が色褪せているくらいで、ほとんど変わりない。
カイトサーフィン人口もかつてほどではなくなり
手軽なスタンドアップサーフィンがメジャーとなっている。
そのロビー・ナッシュ。
1976年にワールド・チャンピオンのタイトルを獲得
アマチュア選手ながら1977年から1979年まで連続してチャンピオン
その後、1983年から1987年までプロとしてワールド・チャンピオンに輝き
さらに1988、1989、1991年のPWAワールド・チャンピオンの座に輝いた
ウィンドサーフィン黎明期を支えた人物なのであった。
さらに
その彼が初のワールドチャンピオンとなった18歳で建てた家に
ぼくら家族の友人が住んでいる
カイルアビーチから2軒目。海まで50歩。最高の家で、羨ましい限りなのであった
ナッシュ・ハワイが消えて、ハワイがまた寂しくなってしまう