CALIFORNIA

SECOND-HAND LOVE

2022/10/05

円安不況が聞こえているけど、
その裏では古着業界が好調との声

強い業界、強い市場、
強い店、強い人には理由があり、
しっかり世界と日本の流れを掴んでいる

2022年度は日本が海外から輸入する古着、
中古品の量は過去最高になると予測

単純に今までで一番多い古着の量が、
今年は日本に入ってきている

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それは街を見渡せば一目瞭然であり、
東京では下北や高円寺は熱狂中
あちらこちらに古着屋が点在

霞ヶ関も市場調査を行い、
日本を背負う若者たちの動向に、
もっと注視した方が良いのか、と

アメリカと日本との貿易間に、
お金を落としている古着業界

中古衣料や中古雑貨などのリユースにより、
温暖化や二酸化炭素排出を抑えられるという、
世界規模の話にもつながる

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90年代ヴィンテージ古着ブームとは違い、
昨今は女性の古着着用率が増え、
年齢層やサイズ感、
カラーバリエーションなど、
個々のアピールの糧として幅広く人気

僕らが熱狂した、
80年後半から90年代前半の古着世代は、
コテコテのヴィンテージスタイル、
西海岸スタイルが主流だった

スケボー、サーフィン、ミリタリー
リーバイス、ワークブーツ、
スニーカー、カレッジなど。。。

"MADE IN USA"というピュアすぎる合言葉
情報が少ない時代なりのハングリーさが、
今の古着ファッションの基礎ではないかな

昨今の古着デザイン、スタイル、
素材、カラーリングなどは、
90年代前半に、
古着をアメリカで仕入れしている際、
仕分けしてはじいていたモノがある

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当時ノーグッド(No Good)と言われた古着が、
今はソーグッド(So Good!)
と言われるわけだから、
古着が持つ魅力と、
トレンドの面白さは計り知れない

価格の安さやバラエティー感、
SNSによる発信力や発見、
ヒントやチャンスが、
新時代への古着の楽しさを倍増させている

古着リメイクのカテゴリーも、
30年、40年前より裾野が広がり、
より本格的な緻密な商品として、
手を加えて生まれ変わっている

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アメリカ市場も例外ではなく、
ヴィンテージファブリックを利用し、
コスト度外しで、
斬新なファッションを生み出す

そこには必ず反応する消費者がいて、
良いものには良い対価で対応する

アートピースのような古着の価値観
この感覚は先代が築き上げてきた、
往年のヴィンテージ感とリンクするかと

ともあれ、
時代やファッションは変化を止めないので、
僕らも歩みと進化を継続すべく古着の祭典、
ヴィンテージの祭典を復活させる

インスピレーション

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コロナ禍でお休みしていたけど、
2023年4月を目処にロサンゼルスにて、
第14回目を開催予定

過去には小笠原さんプロデュースの、
フリーダの参戦し華やかでしたね

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セカンドハンドの素晴らしさを、
新しいファッション感を日本から世界へ
ロサンゼルスから世界へ!

ではまた

Nao Akimoto

Nao Akimoto
VINTAGE BUYER / EVENT DIRECTOR
某セレクトショップのヴィンテージバイヤーとして渡米を繰り返す。その後独立しLAに移住。現在はバイヤー、ディストリビューター、ファッション・イベント『Inspiration』のヴィンテージ・ディレクター、ライフスタイル全般のコーディネーターとして活動中。

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