ALASKA RAILROAD
2017/10/04アラスカ2日目の朝、
大きなブラウンベアーに別れを告げて駅へ急ぐ
外はあいにくの雨だが、止む気配
気温も10度くらいとさほど寒くもない
アラスカの夜明けは時差ボケと重なり、
重く気だるく感じるが、
駅にはアラスカ横断鉄道が待ってくれているので、
心は明るく足取りは軽い
これからアンカレッジからフェアバンクスまで、
約580km、12時間に及ぶ鉄道の旅が始まる
日本に例えると東京駅から兵庫県姫路駅の距離感か
乗る前に少しはアラスカ鉄道の歴史を知っておきたい
100年以上前の1904年から汽笛を鳴らしていた、
アラスカ鉄道は幾度の倒産を経て現在に至っている
過去には大きな地震の影響で経営難にもなったそうだ
南のスワードから北のフェアバンクスまで、
全長750kmを主に多種多様の鉱山資源の運送のために、
大きな役割を果たした
その間に金の採掘、ゴールドラッシュや石炭の発掘
各地で街が生まれ商業が生まれたが、
長続きはせずで街は残され、人は去っていたという
しかし現在もアラスカ鉄道は資源と観光客を運びつつ、
アラスカのシンボルとなっている
何よりも素晴らしいのが、
全行程がほぼ大自然の中を駆け抜けてゆくこと
アラスカの大自然の中をひたすら走るアラスカ鉄道
沼にはビーバー、川にサーモン、山にはクマやムース、
ヘラジカの群れ、白頭鷲もいるというオンパーレード
しかし見ることが出来ることは不確定、
自然に身を任せてワイルドライフを楽しむしかない
アラスカでは駅をことを駅、ステーションとは呼ばず、
デポと呼ぶらしく、
アラスカ鉄道のアンカレッジのデポは、
外壁が白で素敵な建物だ
乗車券を購入前にまずは荷物をチェックインする
車内に預けられない大きな荷物を預けるためだ
飛行機のチェックインとほぼ同じ流れ
その後にデポ内で乗車券を購入して出発を待つ
待合室にはアラスカやアラスカ鉄道の歴史が展示され、
お土産屋さんも設置されている
展示品にアラスカ鉄道の野球チームのユニホーム
寒い地方でも野球はアメリカの国技、最高です
出発が近づいて来たので鉄道に近づいてゆく
東の朝焼けとのコントラストが素晴らしい
さぁ乗り込みますか、アラスカの大地へ
ではまた