CALIFORNIA

LOCAL FOOD&STYLE

2018/04/17

アラスカ、デイトリッパーはスワード市の夜へ

スワード警察に切符を切られ、
ご丁寧にも警官からオススメのレストランを聞き、
安全運転で向かってみることにした

雨のアラスカ、スワード漁港
アメリカのごく普通の風景、
もしくは映画にも出て来そうなロケ地のような風景

まさに寂れた町の老舗、ローカルが集まる大衆酒屋
綺麗に平たく言えばラウンジ&バー

お腹空きすぎて、スピード違反も切られているので、
早く頭を切り替えたいので足はやに店内へ入る
が、入った瞬間の空気感は完全なアウェー

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ピーンとシーンと張り詰めた緊張感に、
マイケルジャクソンが微妙な音量で交差している

目を合わさずにどこにでも座っていいわよと女性スタッフ
メニュー持ってくるまでは良かったが、
その後は注文もおろか、水も出てこないこと10分経過

仕方なくバーまで店員を呼び行くが、
今行くからと、やはりアウェー扱いは継続中

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バーカウンターの男性バーテンは、
気味が悪いくらいの低音のガミ声で声が大きい
ヤギの声に似ているかな、例えるならば。。。
わざと発声しているとしか思えない声で僕らを威嚇!?

しかし、店内の雰囲気はさそど悪くない
照明の入り方、しなびれ方、パワーを感じないお客たち
場末感たっぷりであり、ロシアやサハリン、
シベリアを思わせるようなディスプレイをしている

この時点で僕はロシア、サハリン、
シベリアには行ったことはないが、
さもそのように感じさせてくれる店作り、
もしくは適当さには好感を持てたし参考、勉強になる

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壁一面の多分ウォッカであろう瓶の行列や意味不明な置物
バーガンディー色な椅子やソファー、
ビニールカバーの付いたテーブル

田舎のキャバクラを彷彿させる、
ベタなスタイルとシャンデリア
バーカウンターはこうあるべき、という王道を見せてくた

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ビールは当然のアラスカクラフトIPA
ディナーも当然の何の肉か判別できない、
ハンバーガーとステーキが大盛りでやってくる
ここでは味よりも雰囲気で勝負!

今宵はもう事件事故もなさそうだ
お腹壊さないか心配なディナーを嗜みながら、
明日に備えよう

この街を離れる前に一言
スワードは素敵な街でしたよー!

ではまた

Nao Akimoto

Nao Akimoto
VINTAGE BUYER / EVENT DIRECTOR
某セレクトショップのヴィンテージバイヤーとして渡米を繰り返す。その後独立しLAに移住。現在はバイヤー、ディストリビューター、ファッション・イベント『Inspiration』のヴィンテージ・ディレクター、ライフスタイル全般のコーディネーターとして活動中。

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