MARFA PRADA
2019/08/01マーファの街と別れて西へと車を走らす
いたるところに被写体があり、
長い年数をかけて劣化する様は、
その土地の風土や状況によって変わってくる
過去に命が宿っていたからこそ、
その現在の姿に何かを感じてしまう
そんな一瞬を鹿島代表もきちんと切り取ってゆく
錆びるものに愛着を感じて撮り続ける
壊れたものに愛着を感じて撮り続ける
何もない風景に愛着を感じて撮り続ける
いつのまにかアイディアが蓄積されてゆく旅
それがデイトリッパーなのであろう
マーファを有名にしたのは、当然のドナルド・ジャッド
しかし現代の若者たちにまでその名を広めた貢献者は、
なんだかんだでプラダではないかな、と
砂漠の一本道に、まさにポツンとあるプラダのお店
もちろんオープンはしていないし、スタッフもいない
ベルリンのアーティストがプラダからロゴ使用の許可を受け、
インスタレーションアートとして製作した
製作後は何も手を加えず、
汚れて朽ちていく様自体をアートとしてみなす方向だった
この発想もすごいが、すぐに予定は崩される
完成したその夜にさっそく展示していた商品が盗まれ、
壁は壊されは落書きがされたという
現在はがっちりと監視カメラが搭載されており、
商品も入れ替えられ元の姿に戻っている
しかし掃除は不要なので、店内は虫の死骸やホコリだらけ
とわいえ、毎日訪れる人々はあとをたたずで、
私たちが滞在した30分くらいの間にも、
人がひっきりなしにやってきては順番に写真を撮っていた
とくに若い女性や、
ファッション感度が高そうな人々が多かった
マーファ観光に一役買っているね
お店の裏にはたくさんの南京錠
なんの意味なのかは自分に不明だけど、
愛か何かの代わりのお守りなのかもしれない
マーファ最後の写真を撮るべく、
鹿島代表もシャッターを切りまくる
アートは奥深い、アートにどこにでも存在する
アートに万歳!
ではまた