全国各地で、音楽好きがザワザワしはじめるこの季節。そう、今年も本格的なフェスシーズンの到来です! 茨城県結城市でも「結いのおと」が開催され、多くの来場者たちが太陽を浴び、音に身をゆだね、2025年のシーズンインを祝福していました。街の魅力と音楽が融合するそのフェスに参加していたのが、アーティストkojikojiさん。年々注目を集める彼女に聞いたのは、耳の健康のことと、イヤーマフの重要性。音楽を長く、健康に楽しむためには、耳を守ることって大事なの!
お寺から神社の神楽殿まで。「結いのおと」にしかない魅力。
ーkojikojiさんが「結いのおと」に出演するようになったきっかけから、教えてください。

kojikoji:同じ事務所のBASIさんが、「結いのおと 2017」に出演されていて。マネージャーが共通だったこともあって、そこから主催者の方にお話をいただいたんです。
ーもう、何度か出演されていますよね?
kojikoji:今回で4回目の出演になりますね。
ーほかのフェスと比べて「結いのおと」の特徴はなんだと思います?



kojikoji:やっぱり、結城の町の強みをめちゃくちゃ生かしていることだと思います。それと、出店している方も、地元の方も、「みんなで『結いのおと』を作るぞ」っていう雰囲気に溢れてるんです。会場の雰囲気もとてもあたたかいんですよね。演者としても、お寺の中や神社の神楽殿の上、結城紬の産地問屋の庭園なんかで演奏ができるので、貴重な経験をさせてもらってます。
ー4回出演している中で、思い出深い演奏場所はありますか?
kojikoji:どれも印象的なんですけど、やっぱりお寺の中かな。荘厳な空気のなかでの演奏は、ちょっと緊張感もあったりして。
ー今回はどちらで演奏されたんでしょうか?

kojikoji:「cafe la famille」というカフェです。店内はフランス風の空間になっていて、これまでとは違った雰囲気でした。「結いのおと」の良さは、そうした町の多様な魅力を、音楽と一緒に体験できることだとも思うんですよね。
ー「結いのおと」の会場となっている結城市で、オススメのスポットなどはありますか?
kojikoji:結城市って茹でまんじゅうが名物らしいんです。市内には、いくつも茹でまんじゅうを売っているお菓子屋さんがあって、ぜひ立ち寄ってもらいたいです。私も大好きで、必ず買って帰るんです。今日もこのあと、買いに行く予定で(笑)。
音楽を愛している人こそ、イヤーマフの必要性を理解して。
ーkojikojiさんは、「FREAK’S STORE」でも買い物をしていただいているそうで。
kojikoji:そうなんですよ。よくフラッと立ち寄らせてもらってます。
ー「FREAK’S STORE」には、なにを求めて行かれるんでしょう?
kojikoji:私、服も大好きで、ジャンルを問わずいろんなものを着るんです。で、カジュアルな服が欲しいときは「FREAK’S STORE」へ行って買わせてもらってます。
ーありがとうございます。ではここから、イヤーマフについての質問をさせてください。まず、イヤーマフのことはご存知でしたか?

kojikoji:もちろん。フジロックなどの子供連れの方が多いイベントに行った時に、子供がつけているのを見て、いいなと思っていたんです。
ー「FREAK’S STORE」ではいま、イヤーマフの普及活動をお手伝いしているんですが、kojikojiさん自身、イヤーマフの必要性は感じていますか?
kojikoji:大きな音を続けて聞いていると、頭が痛くなったり、しんどくなってきたりするんです。なので、絶対にあったほうがいいですよね。フェスではお子さんがよく着用されていますけど、いつも「大人用もあればいいのに」と思っていました。

ー対策はされているんでしょうか?
kojikoji:クラブとかライブで耐えられなくなったら、普通に指で耳を塞いでます。だったら来るなって感じだろうけど(笑)。
ーいま、手にとっていただいているものが、実際に「結いのおと」でレンタルしていたイヤーマフになります。


kojikoji:結構、かたいんですね!これは耳がしっかり塞がりますね。色もかわいい。
ー耳栓とはまた違いますよね。


kojikoji:子供とかって、耳栓の異物感に耐えられないですよね。綿棒とかも嫌いじゃないですか。だから上からかぶせるほうが、いいんだと思います。(耳に当ててみて)しっかり、聞こえないですね。音の反響してる部分をすごく吸収してくれている感じがする。イヤホンのノイズキャンセリングとも、また違う。
ーイヤホンのノイズキャンセリングは、デジタルな音の塞がれ方ですものね。
kojikoji:本当にそうで、私も最近ノイズキャンセリングのヘッドホンに疲れて違うモノに変えました。ノイズキャンセリングって、聞こえている音を相殺させる音を出して、ノイズを軽減させているんですよね。たしかに周囲の音は聞こえないけど、耳への負担は間違いなくあって。

ー子供たちは大人以上に耳が敏感なんです。小さい時に音を浴びすぎると、難聴の原因にもなるんですよね。
kojikoji:であれば、絶対にイヤーマフはつけたほうがいいですね。
ーkojikojiさんのライブにも、小さいお子さんはいらっしゃいますか?
kojikoji:ベビーカーに乗ってくる子もいたりしますね。イヤーマフをつけている子も多くなってきたと思います。
ーほかにも、耳の健康にまつわることが、この冊子には書かれているので、ぜひ読んでみてください。

kojikoji:ありがとうございます。私もちょっと、勉強したほうがいいかもですね。
お父さんお母さんたちが音楽好きな場合、子供にも音楽に触れさせたくなるじゃないですか。だから、フェスだったりライブに一緒に連れていくわけですけど、それで耳が悪くなったら、元も子もないですよね。
ー本当、そうなんです。
kojikoji:そう考えると、大人こそ、イヤーマフがいかに大事かを知るべきだと思います。フェスやライブで音楽を楽しむことは素晴らしい体験ですが、同時に、子どもたちの耳を守る術は知っておかないと。
ー駆け足になってしまいましたが、本日はお忙しいなか、時間を作っていただきありがとうございました!それでは最後に、今年の予定などあれば教えてください。
kojikoji:まだ発表できないんですけど、いくつかフェスには参加する予定です。それと、いまは編み物にはまっていて、グッズなんかも手作りしているんですよね。なので、ライブ会場に来た際は、私の編み物もぜひ手にとっていただけたらうれしいです。
PROFILE
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kojikoji
シンガー・ソングライター。これまでに変態紳士クラブ、Lucky Tapes、大橋トリオなど数多くの作品に客演参加し、BASIのサポートバンドの一員としてもコーラスやギターを担当。2022年、LIQUIDROOM ebisuにて開催した初ワンマンライブは即日完売。同年8月に1st AL「Mining」をリリースし、全国6ヶ所を廻るツアーを開催。その後も精力的に活動を続けファンを拡大。2025年は「結いのおと」をはじめ、各地のフェスやイベントに参加する。