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フェス好きエディターの偏愛レポート vol.1“魂がふるえる体験”を求めて「FESTIVAL de FRUE 2025」

Text:Mikiko Ichitani

Edit:FREAK MAG.

あらためまして、こんにちは。

「CINEMA FREAK」を担当している、 編集・ライターの市谷未希子です。

 

わたしはプライベートで音楽フェスにいくのが大好きなのですが、フェスの話をすると「楽しそうー!でも、大変そう!」といった、興味があるけどよく分からないというリアクションをされることが多いんです。

いつも個別にそれぞれのフェスの魅力を(勝手に)語っているのですが、これを一度にたくさんの人に伝えられないものだろうか……ということで、不定期で実際に行ったフェスについてレポートする企画を始めることにしました。

 

記念すべき第一回は、「FESTIVAL de FRUE 2025」(以下、FRUE)について。

通年11月の一週目の三連休に合わせて開催されていて、静岡県掛川市にある、「つま恋リゾート 彩の郷」という広大な自然に囲まれたリゾート地が舞台です。東京からは車で3時間ほど(三連休なので渋滞だけ注意!)、掛川は東海道新幹線が通っているので、電車とシャトルバスで会場INもできます。

よく質問されるのは、 宿泊問題について。わたしの場合、初年度は掛川駅近くのビジネスホテルを利用しました。駅からのシャトルバスは本数が多いですし、15分程度で着くので結構快適です!(同時期に街のお祭りとかもやっていて、活気があり楽しかった記憶があります)

 

 

昨年は、気の合う友人たちと会場内でキャンプ。この時期の掛川は、黒潮の影響で天気が安定していて、温かい気候なんだそう。屋外ステージの近くにキャンプサイトがあるので、ゆるゆると音楽を聴きながらゴロゴロするもよし、少し離れたエリアで気ままにアウトドアを満喫するもよし。とにかく、会場とキャンプサイトが近いのでかなりストレスフリーです。大浴場もエリア内にあるので安心!

こちらは昨年のキャンプサイトの様子。大人数で固まってコミューン生活みたいな感じが楽しかったです。

今年は、会場内のホテルに宿泊。こちらもエントランスの目の前という超好立地で、ちょっとした忘れ物や着替えなども自由にできて、身軽にフェスを楽しむことができました。

 

会場内には、毎年日本中の食の名店がずらり!ほかでは出会えないお店やメニューが並んでいて、食からも多幸感が得られるのもFRUEならでは。

 

今年も長崎県雲仙市小浜町のフレンチレストラン「BEARD」や地元静岡で愛されるレストラン「Simples」、予約の取れない幻のレストランとして知られる軽井沢の名店「LA CASA DI Tetsuo Ota」など人気シェフたちが集結。

初日のみの出店だった「BEARD」。常に長蛇の列でした!「雲仙ブイヤベースと北海道有機野菜のクスクス」

今年の作戦は、オープンのタイミングに合わせて売り切れ必須のレストランに友人たちと分担して駆け込むというもの。本格ピザ窯を掛川に持ち込んでの初出店となった静岡のイタリアンレストラン「L’OASI」の限定ピザ「伊豆産和製ポルチーニ」と「熱海産鹿と天然キノコのラグー」もゲットして、到着して早々に大宴会を開いたのも今となってはいい思い出です。

思わずその場でペロリ。フェスクオリティの想像を打ち破る美味さでした。

 夜は「Simples」の絶品ディナーに舌鼓を打ち、国内トップのショコラティエ・瀧島シェフによる「Seiste」で、屋外フェスとは思えない本格タルトで締めのスイーツまで満喫!

 

時間によってはシェフ自らがスイーツのプレゼンテーションもしてくれるとか。そういったコミュニケーションが生まれるのもFRUEの楽しみのひとつです。

 

 

「negura campground」の焚き火コーナーでさつま芋を焼きながら贅沢なスイーツタイム。

エントランスの外にあるMercadoエリアにもさまざまなストーリーを持つ飲食店や雑貨店がマーケットを作っていて、雑貨・マーチ好きの血が騒ぎます…!

今年は、クラフトサイダーを販売する「BACCO」のオリジナルボトルストッパーをゲット。一点一点ハンドメイドで作られたシュールな顔立ちから選ぶのが大変でした。

Mercadoエリアにはドリンクやフード、雑貨にマッサージ、DJブースもあってゆるりと楽しむ人たちでいつも賑わっています。

ドリンクもこだわりのお店がいっぱいあります。富士宮密着の醸造所「Fujiyama Hunter’s Beer」とFRUEのコラボビールや、目黒のバー「The Condition Green Catering」が作る創作アブサンカクテル。オフィシャルバー「BAR CURUPIRA」では、カクテルからナチュラルワインまで豊富なラインナップがドーンと並び、ボトルで購入もできます!(価格帯も種類も幅広くて優しい!)

「The Condition Green Catering」のアブサンカクテルは名前からして楽しい!最終日には売り切れも!

“魂がふるえる音楽体験” をテーマに掲げるFRUEの魅力で忘れてはいけないのは、多彩なアーティストのラインナップ。今年は、2日間で計22組のミュージシャン/DJが、日本国内はもとより、ブラジル、ウガンダ、セネガル、アメリカ、イギリス、ノルウェー、ドイツ、モンゴル、韓国と世界各国から集まりました。

 

ステージは二つで、息を飲むようなステージセットと照明、そして音の響きにこだわりぬいたホールステージ。芝生のうえで軽やかにダンスミュージックに身体を揺らすグラスステージ。グラスステージで思いっきり踊ったり、丘の上で寝そべりながら聴いたりと自由に過ごせるのがとにかく至福の時間。

グラスステージにも気になる飲食店がたくさん!

ホールの音響は身体中に響き渡るような設計にいつも驚かされます。音楽のなかに入っていくような、包まれるような不思議な空気が満ちていて 気持ちよく、なんだか心地いいのです。

 

わたしはいつも予習できずに乗り込んでしまうのですが、予期しない音楽との出会いがFRUEの最大の楽しみだったりします。

今年は、フランス系セネガル人のanaiisと現代ブラジル音楽を率いるSessa、Biel Basile、Marcelo CabralらからなるGrupo Cosmoとのコラボステージや東アフリカ独自の演奏方法と調律、踊り、補助楽器から構成されるエンベールという伝統表現を引き継ぐNakibembe Embaire Groupの圧巻のパフォーマンス。

今年はシークレットステージとして、人数を限定した深夜のスペシャルパフォーマンスもあり、未知の音楽との出会いによって、国境や人種、性別を超えてその場で出会った人々が高揚し、ひとつになるまさに “魂がふるえる” 一夜を経験しました。

 

ああ、なんだか思い出しただけでも目頭が熱くなる…。

 

 FRUEは参加するたびに新しい音楽、そして自分自身の感情と出会うことのできる唯一無二のイベント。10周年のアニバーサリーイヤーとなる来年はどんな出会いが待っているのか。興味を持ってくれたみなさんと掛川で乾杯できたら本望です!

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