UPDATE : 2023.05.18

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#LIFE STYLE

木野山ゆうの背伸び酒 vol.01
『シュチニクリン/武蔵小山』で関西発のクラフトビールが飲んでみたい!!

Starring:Yu Kinoyama

Photo/Text:Takao_okb

Edit:FREAK MAG.

お酒大好き女優の木野山ゆうさん。ただいつも決まって飲むのはジャスミンハイ。お酒好きを公言するのであれば、もう飲むだけは卒業して、もっとお酒を理解したい。そんな想いではじまった「木野山ゆうの背伸び酒」。

 

時には巷で噂の居酒屋で、時にはオシャレなBARで、時にワイナリーや酒蔵に行ったりして…。お酒そのものを楽しむこともあれば、お酒と料理を組み合わせたり、お家で美味しく飲む方法を研究したり、様々なアプローチで、お酒の魅力をして追求していきます。

 

記念すべき第一回目は、自身も常連の武蔵小山『シュチニクリン』。何度も足を運んだことがあるお店なのに、ここでもいつも頼んでしまうのは「ジャスミンハイ」。

今日はちょっとだけ背伸びをして、このお店の代名詞的お酒「関西発のクラフトビール」に挑戦。

東京のクラフトビール通は、ご存知かもしれないが武蔵小山駅から徒歩3分の場所にある中華料理と関西のお酒・クラフトビールにこだわったビアバー『シュチニクリン』。 

中華のイメージにピッタリな赤を基調としたネオンの装飾が、まるでアニメ「AKIRA」の“ネオ東京”のような雰囲気。一歩店内に入れば、その世界観に圧倒され一気に疲れなんて吹き飛んでしまう。木野山ゆうさんも前日体調が悪かったとのことだが、ここに来て元気いっぱいな様子。

 

ちなみに『シュチニクリン』の語源は、「酒を持って池となし、肉を懸けて林となす」を意とする四字熟語の「酒池肉林」。酒や肉などのご馳走がいっぱいな、贅沢な酒宴のこと。

木野山ゆうさんは、ちょうど1年前の5月に、とある撮影のロケ地として来て以来、すっかり常連となったそうだ。その魅力は「店長ひろしさんのトーク、フレンドリーな店員さん、優しい常連さんたち、彼らとワイワイ飲めること」と語る。

 

どうやら、月に2、3回は来ていたそうだが…。

 

実はお店が推しているお酒『関西ローカルのクラフトビール』は一度も飲んだことがないという。ということで、今日は早速、目的の関西発のクラフトビールを選びに。

まずはジャケットで選んでみる。

「どのビンも缶も可愛い」とテンションが上がっているようです。

悩みに悩んだ結果、今回選んだビールはこちらの五本。


(左から)

・NOM CRAFT IPA

・MARCA BREWING PALE ALE

・上方麦酒 IPA

・Derailler Brew Works NIGHT RIDER CREARWATER REVIVAL

・Derailler Brew Works LOOK BACK SEVENTEEN’S MAP


 

「クラフトビールって全然飲んだことないから、最初は可愛いデザインのこちらで!!」と、まずは『Derailler Brew Works(ディレイラブリューワークス)』の『LOOK BACK SEVENTEEN’S MAP』をチョイス。

 

<CHECK!!>

Derailleur Brew Works(ディレイラブリューワークス)は朝から酒を楽しむ街「AREA2470=ニシナリ」にこだわり、西成ライオットエールのレシピを再現するために設立されたビール工場。人生の数だけ、物語(ストーリー)があるように。醸されたビールの数だけ、物語がきっとあるという想いから、ラベルデザインにも拘っている。クラフトビール初心者でも思わず手にとってしまう。

ビールを注ぐのもまだまだ不慣れだが「泡とビールの比率がうまくいった」とご満悦。

それでは、本日の1杯目。「いただきます」

白桃果汁の酸味 × 鰹節由来のうま味 × 緑茶葉の青葉の香りが魅力のビール。「酸味があって、緑茶みたいな色。いろんな料理に合いそうなビール」ということで、ここで料理も注文。

 

まずは必ず注文するという「貝柱焼売」「焼き餃子」「こぼれ麻婆豆腐」を。

本日2回目のいただきます。ビールを1杯飲んで胃も活発に。まずは「貝柱焼売」から。

「貝柱の出汁が効いててビールに相性抜群です」と、ビールもどんどん進んでいきます。ということで、2杯目は同じ『Derailler Brew Works』の『NIGHT RIDER CREARWATER REVIVAL 』を。 

こちらもアニメ風のデザインが決め手のポイント。

「柑橘系の香りでちょっと苦味もありますね。ローアルコールビールと聞きましたけど、しっかりビールの味で飲みごたえたっぷりです」そして、こちらに合わせて食べるのは!?

「焼き餃子」です。

こちらはビールとの相性を考え抜いたシュチニクリンこだわりの焼き餃子。しっかりとした味がついていて、醤油やお酢がなくても、そのまま食べられるそうだ。

 

ちなみに、木野山ゆうさんは酢醤油で頂きました。

 

続いて選んだビールは、大阪淡路の銭湯跡地のブルワリーで作られた「上方ビール」。

日本酒のようなデザインで、ここで作られる全てのビールがお風呂にちなんだ名前になっているそう。

 

<CHECK!!>

大阪・淡路にあるクラフトビール醸造所で、銭湯跡地をリノベーションしたブルワリーで作られる『上方ビール』。銭湯の設備をそのまま利用した醸造所で、男湯でビールを醸造し、元女湯と脱衣所を直売所とした斬新さが話題に。様々な食に合うビールを常時5種類製造し、クラフトビールでは、珍しい野菜や果物を使用したテイストが多い。

「これは注いでいる時に香りがすごい。黒ビールみたいで苦味もあります。どちらかというと、私は白いビールの方が好きですね」

「でもそうやって好きな味を見つけるのも、クラフトビールの楽しみですよね」と、驚くほど様々な味があるクラフトビールを選ぶことを楽しんでいる。

 

お次は、お店に来た時に必ず頼むという「こぼれ麻婆豆腐」。その名の通り、お皿から溢れるほど豪快に盛り付けられた麻婆豆腐に、木野山ゆうさんも大興奮。

 

ちなみにシュチニクリンの「こぼれ麻婆豆腐」は「麻(痺れ)」「辣(辛み)」から選択可能。山椒が大好きだとう木野山ゆうさんは、いつも山椒を多めの「麻(痺れ)」を注文。もちろん今回も山椒多め。

そして、こちらの麻婆豆腐との相性が良いと、店長が勧めてくれたビールが『MARCA BREWING PALE ALE 』。 スッキリとした飲み口が、火照りを鎮め、麦芽の甘みをより際立ててくれるようです。

「私はこのビールが1番好きかも。女性の方が作っているビールだから、すごくスッキリしていて飲みやすいので、女性でビールが苦手だという方にもオススメしたいですね」

 

<CHECK!!>

MARCA BREWINGは、大阪・北堀江にあるクラフトビール醸造所で作られるビール。女性のヘッドブルワーが作っていることもあり、基本に忠実でしっかりとし味わいが魅力。女性からの人気も高い。

 

続きまして、いよいよ食事もメインに。

香ばしい香りと、黒く艶やかな「ひろしの炒飯」。店長のひろしさんが作る炒飯。

にっこり。

からの笑顔のまま頬張ってもらいましょう。

一口食べて「うっっっま!!」の一言。

「一見、すごく濃い味なのかなって見た目なんですが、全然そんなことがないんです。店長のひろしさんのこだわりで、糖度の強い中国のたまり醤油を使っているから黒っぽくて食欲が誘われるんですけど、日本の醤油を使うより、しょっぱくないんです。お肉がたくさん入った、しっとり系の炒飯なんですが、ネギのシャキシャキした食感もあって、それがアクセントになってます。これはお酒が進みますなぁ」とようやく常連っぽいうんちくを披露。

 

本当に、このお店が大好きなんだなぁと実感です。

ひと通り、食事を終えても木野山ゆうさんの飲みは、まだまだはじまったばかり。結局、目的のクラフトビール以外にもたくさん飲んじゃいました。

ずっと、通っていたのにチャレンジしてこなかった『シュチニクリン』のクラフトビール。

 

「クラフトビールって、好きな味も、苦手な味も、たくさんある中から、自分に合うものを探しながら飲むのが楽しいです。日本のカルチャーでもある“とりあえずビール”っていう感じではなくて、スパイシーな料理にはこのビール、魚介系にはこの料理という感じで、料理によって合うビールが違うのも魅力的でした。まだまだ深いクラフトビールの世界。またこの連載でチャレンジしたいですね」

 

さて、次はどんなお酒と出会うのかな。

<本日のお酒>

・NOM CRAFT IPA

・MARCA BREWING PALE ALE

・上方麦酒 IPA

・Derailler Brew Works NIGHT RIDER CREARWATER REVIVAL

・Derailler Brew Works LOOK BACK SEVENTEEN’S MAP

 

<本日のおつまみ>

・焼き餃子

・こぼれ麻婆豆腐(麻・辣)

・貝柱焼売

・ひろしの炒飯

店名:シュチニクリン

住所:東京都品川区小山4-2-3 THE CITY 武蔵小山 1F

営業時間:17:00~翌2:00

定休日:月曜日

PROFILE

  • 木野山ゆう

    女優としていくつかの舞台や映画に出演。優里「ドライフラワー」のMVに出演し話題に。現在はCMやMVを中心にモデル活動を行う。

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