今年もついに、本格的なフェスシーズンに突入しました。クラブやライブハウスでの音楽もいいけれど、やっぱり屋外の開放感に包まれながら聴く音楽は格別です。今回は、フェスへの出演も多いZOMBIE-CHANGのメイリンさんを招いて、彼女ならではのフェスとの付き合い方、いろいろ伺いました。

気負わず、気軽に音楽を聴けるのがフェスの醍醐味。
ーメイリンさんはフェスにもよく出演されていますが、今年の予定はいかがですか?
メイリン:すでにいくつか参加させていただきましたし、今後も予定が入っていますね。直近だと「THE CAMP BOOK 2024」にも出演します。
ーフェスの雰囲気はお好きですか?
メイリン:かなり好きですね。いつ行っても楽しいですから。あとフェスって、最初から最後まで音楽を聞かなくてもいいじゃないですか。例えば都内でライブへ行ったり、クラブへ行くってなると「踊んなきゃいけないよな、朝まで」とか「ちゃんと聞かなきゃいけないよな、エンディングまで」みたいに思っちゃう。でもフェスはそういうのがなく、気負わず、気楽にアーティストの演奏を楽しめるから、そういうところも好きなんです。
ー演奏の途中でその場を離れることも気兼ねなくできますし、遠くからなんとなく聞いていてもいいですしね。
メイリン:うんうん、そうですね。
ーメイリンさんは、フェスへ行って音楽を聴いていないとき、どう過ごしていますか?
メイリン:やっぱり食べ歩きじゃないですかね。私以外にも、ご飯を楽しみにしてる人ってすごく多いと思うし、なんかみんなで「お昼から飲むぜ!」みたいなのもいいですよね。
ーメイリンさんも昼からお酒をガンガン行くわけですね。
メイリン:実は全然飲めなくて…1杯2杯で気持ち悪くなっちゃうんです。なので私はコーヒーオンリーで。
ーフェスでもコーヒーを楽しまれていると。
メイリン:フェスで出されてるコーヒー屋さんは全部おいしいんですよ。きっと、全国から名店が来ているだろうから、味の違いも感じられて楽しいんです。
ーフェスに絶対持っていくものってありますか?
メイリン:日焼け止めに帽子、それと日焼け対策マスク、サングラスですかね。夏はもう全部を覆っています。4月に参加した「結いのおと」は屋内のフェスだったので、かなりありがたかったです。
ーたしかに、フェスには行きたいけれど屋外はいやな方も多いように思います。
メイリン:皮膚が弱い方だと、太陽の日差しで赤くなっちゃったり、ただれちゃう人とかもいると思うから。もちろん外も最高に楽しいんですけどね。
ー今年の「結いの音」はいかがでしたか?
メイリン:何年か前にも出させていただいたんですけど、いつもスタッフさんとお客さん、みんながあたたかくて気持ちいいんです。大好きなフェスのひとつですね。


ライブの良さは、音量ではなく音の振動。
ーメイリンさんはイヤーマフのことはご存知でしたか?
※イヤーマフの詳細はこちらから。
メイリン:めっちゃ知ってました。イヤーマフではないですけど、私もフェスなんかへ行くと耳栓をしちゃってますね。出番前とかは特に。耳がちょっと弱いっぽいです。
ー耳栓をしないと耐えられないほどですか?
メイリン:そうなんです。だからライブが終わった後は、耳がワーってなりすぎて寝られないこともあったりして。
ーそれはなかなか苦しいですね。普段の生活ではいかがですか?
メイリン:日常生活でも、たとえばバスとか電車とか乗るときはすごくうるさいから、ノイズキャンセリングのヘッドホンを音楽をかけずに使ったりもしています。イヤーマフはつけ心地もいいから、今度からはこっちでもいいかもです。
ーイヤーマフはメイリンさんも出演された「結いのおと」でもレンタルしていたんです。
メイリン:そうでしたよね。私のライブでも、ご家族で来られたりする人もいて、お子さんが爆踊りしているときもあるんです。そういう子にも付けさせたほうがいいなとは思ったりしていて。どうしても、そういう場所の音は大きくなってしまうから。
ーフェスの会場などで耳栓やイヤーマフをしていると聞こえる音が小さくなると思うのですが、物足りなさは感じたりはしませんか?
メイリン:ライブの良さって、音の大きさではなくて、音の振動を体で感じられるところだと私は思っていて。目の奥までもが振動する感じが心地よくて。そういう意味ではイヤーマフをつけたところで、その振動は感じられるからまったく気にならないんです。


このくらいの容量のバッグ、ありそうでない。
ーファッションの話も伺いたいのですが、メイリンさんは普段、黒いスタイリングが多いですよね?
メイリン:そうですね。ほぼ黒を着ることが多いです。
ーフェスでも同じような格好でしょうか?
メイリン:ライブで出演する時は派手なものも用意したりして頑張ってるんですけど、普段は圧倒的に黒が多いですね。汚れないし、醤油とかつけてもバレないし。
ー醤油、たしかに(笑)。
メイリン:それとずっと金髪なので、黒がまたいい感じなんです。
ーなにかのインタビューで古着が好きという記事を拝見したのですが、いまもそれは変わらずですか?
メイリン:私って本当にインタビューごとに言っていることが違うくて、あるときは「新品しか来ません!」とか言っていたりするんですけど、いまはもう新品も古着も関係なく、好きなものを着るという感じになっていますね。
ーありがとうございます。ちなみにこのバッグ、FREAK’S STOREで制作したものなのですが、いかがですか?
メイリン:この大きさ、なかなかなくないですか? すごい使い勝手がよさそう!
ーメイリンさんならどうやって使いたいですか?
メイリン:今日もそうなんですけど、セルフメイクのときって大きいカバンがなくて困っちゃうんですよ。これくらいの大容量なら全部入れられるなって思いました。
ーフェスの時も荷物は多いですしね。
メイリン:そうなんですよ。泊まりとかになると、機材と合わせて大量の荷物になっちゃうから。でもこれ、絶対使います、私。THE CAMP BOOKにもこれ持ってこっ。



PROFILE
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メイリン
自身のソロプロジェクトZOMBIE-CHANG(ゾンビーチャング)では作詞・作曲・歌唱のすべてを担当。ほかにもトラックメーカーとして、映画やテレビ番組、CM、アパレルブランドなどにも楽曲提供を行っている。最近ハマっているものは春菊のサラダ。