UPDATE : 2022.11.21

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#FASHION

工藤大輝と西野大士のSHOPPING REPORT/これ、よくない? 第1回

Photo:Keta Tamamura
Edit/Text:Taiyo Nagashima

工藤大輝と西野大士が、最近買ったものやお気に入りのものを紹介しながらファッションについてただただ語り合う「SHOPPING REPORT / これ、よくない?」。

アーティストとデザイナー、異なる仕事をする2人が、とにかく「服が好き」という共通点をきっかけに集いました。

 

彼らが服にかけてきた時間、お金、そして純粋な好きという思いを、赤裸々に語ります。今回紹介するのは、工藤大輝が選んだ三つのアイテムです。

NEATのオーダーメイドパンツ

工藤:まずはこのパンツから。NEAT HOUSEで初めて作った一本です。60,000円前後で購入しました。NEAT HOUSEができてすぐの頃、予約してスケジュールの合間を縫って行きました。遠目に見るとツイードのように見える。シャ◯ルのような印象で。薄手で上品で、使い勝手が本当に良いです◎。僕は基本的にいつもワイドのシルエットを穿いていますね。

 

西野:実は、今年の12月にワイドの型をリニューアルするんですよ。NEAT HOUSEではどちらも選べるようになります。

 

工藤:楽しみですね。そもそも西野さんは、なぜパンツ専業のブランドを始めようと思ったんですか?

 

西野:僕はファッションにおいて、パンツが一番重要なアイテムだと思っているんです。昔から欧米の人っておしゃれに見えるなと思っていて。それはパンツがすらっと綺麗に見える骨格だからだと気づいたんですよね。一方、日本人は太ももとかふくらはぎがしっかりしていたり、脚の長さ自体も欧米の人に比べると短い。自分も含め、体型にコンプレックスを抱えている人も多いと思うんです。だからこそ、いろんな体型の人が綺麗に穿けるパンツが作りたいなと。古着のボロボロのTシャツでも、デニムシャツでも、下が綺麗なら何とでもなる。そんなふうに思ったのがきっかけです。

 

工藤:わかります・・・。インポートのパンツで丈を詰めるとテーパードのラインが崩れて、本来欲しかった形じゃないって思うんですよね。そういうのが許せなくて。

 

西野:服好きな人は結構経験してるんじゃないですかね。NEATは、日本人の平均身長前後の人が裾上げをしたときにちょうどいい位置からテーパードが始まって、そこから下はストレートになっているんです。だから、背が高い人も、あまり高くない人も、裾上げをしてもシルエットが崩れにくいんですよ。なんかNEATの宣伝みたいになっちゃいましたね(笑)。

 

工藤:すごくためになります。実際に穿いているので、実感できますよ。オーダーメイドってどきどきわくわくしますよね。自分だけのものをお店のスタッフの方と話しながら大事に作るって、既製品を買うより思い入れが違いますよね。NEAT HOUSE最高です。

Le Yucca’sのドレスシューズ

西野:気になってたんですけど、今履いてるのってLe Yucca’s(レユッカス)?あんまり見ない形ですね。レユッカス履いている人って、本当に服好きですよね。

 

工藤:これ、今は売ってないモデルなんです。閉店してしまったんですけど、表参道ヒルズの中にマニアックなセレクトショップがあって。そこが別注したものなんです。

 

西野:他では置いてないようなアイテムがあるんですよね。僕もそこでレユッカスを買いましたよ。工藤さん的にはレユッカスのなにが良いですか?

 

工藤:ポイントソールの高さ。身長が盛れるっていうのもあるんですけど、ちょっとフェミニンな印象がよくて。革靴ってゴツい、渋いイメージがあるじゃないですか。だけど、レユッカスは服装に振り幅があっても合わせやすいんです。

 

西野:コロナ前ですが、L’ECHOPPE(レショップ)の金子さんと一緒に、デザイナーのユカさんに会いに行ってきましたよ。素敵な人なんです。イタリアのボローニャで、金子さんはオーダーしていたシューズを受け取ってました(笑)。やっぱりヒールの高さがいいですよね。他の革靴にはない絶妙な高さ。シャープな見た目なのに、履きにくくないのもすごい。

 

工藤:本当に履きやすいですよね。一年間くらい履いて、足にフィットしてからは、他の革靴にはいけないなと思いましたね。100,000円前後と値段は張りますが、それくらい価値あるものだと思います。気づいたら、サンダルも含め4足くらい持ってますね。

BODEの柄シャツ

工藤:最近は柄物に惹かれて、ニューヨークブランドのBODEの柄シャツを集めるようになったんです。4〜5枚程あって、どれもスタメンラックにいますね。

 

西野:スタメンラック、あるんですね(笑)。このシャツはやばいです。

 

工藤:5サイズ展開なんですけど、僕は絶対に一番大きいXL-XXLですね。日本のセレクトだと割と小さめのサイズが多いので、BODEの海外サイトから直接購入しました。

 

西野:プリントかと思いきや、これ全てステッチが入ってるんですね。よく見ると文字の部分まで全部刺繍!かなり高かったのでは?

 

工藤:これは大体80,000円くらいでした。ベッドリネンとかグレインサックだったり、使われる生地によって値段差はありますけど、基本的に高価ですね。ポチッてするときにドキドキしますけど、絶対間違いないなっていう自信があるので買ってます。他に代わりがない、唯一のブランドだと思うんですよ。

第1回はここまで。ファッションを楽しむ二人の偏愛っぷりはいかがでしたか?次回は西野大士さんの選ぶ三つのアイテムです。

PROFILE

  • 工藤 大輝

    1987年北海道生まれ。

    5人組男性アーティスト・Da-iCEのパフォーマー。リーダー。作詞・作曲も手掛け、Da-iCEやその他アーティストへの提供も多数行っている。とにかく服が好き。

  • 西野 大士

    1983年兵庫県生まれ。

    パンツ専業ブランド「NEAT」デザイナー、PR会社「にしのや」ディレクター。数々のブランドとのコラボやショップをオープンするなど活躍の場を広げる。とにかく服が好き。

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