UPDATE : 2025.02.19

Articles

87

#ART & CULTURE

濡れたイイOTOKO vol.1 ゆうたろう

Photo:Ibuki Fujihara

Edit:FREAK MAG.

いいオトコを濡らすことで新たな一面を引き出す。新連載『濡れたイイOTOKO』の記念すべき第一弾は、俳優/モデルのゆうたろうが登場。

 

大胆に路線変更?本人も「初めての体験だった」と話す撮影から、どんなことを感じたのか。期待してご覧ください。

シャツを着たままでシャワーを浴びる。これまでにもいろんな撮影を経験してきましたけど、初めての感覚でしたね(笑)。合理性のない非現実な設定に「こんなことしていいの?」という背徳感も味わいながら、結果、今までにない新しいゆうたろうを見せられたんじゃないかと思います。

普段はセクシーな路線とか、ちょっとビターな感じとかあまり求められないので、最初は「大丈夫かな?」って、探り探りでした。でもカメラマンさんとのコミュケーションの中で、途中から「もっといってもいいのかも」って、スイッチが入りましたね。そして少しずつ、奇妙な世界の中にいる人間になっていく。自分だけでは想像しても出てこない感覚を味わえることは、撮影という表現の醍醐味だと思います。

映画『正欲』を観たときに、‟濡れる”と言うことに対して物理的なこと以上の、ある種の精神性みたいなものを感じるようになりました。自分の周りに水が満ちてくることや、壊れた蛇口から激しく水が噴き出すことに性的な快楽を覚える人のことが描かれている物語で、水や水に触れる人に、美しさや風情やスリルを感じられるようになったというか。

最近、風呂上がりの濡れた自分がちょっと好きなんですよね。ふだんはメイクして、ヘアセットして表に立つけど、けっきょくありのままがいいなって。昔はぜんぜん自分のことが好きじゃなかったんです。だからファッションやメイクは、カルチャーとしてそれが好きなのが半分、もう半分は変身アイテムでした。

でも、こうして人に見られる仕事を始めたことで、少しずつ自分を肯定できるようになったんです。自分のことを好きでいてくれる人がいて、そんな自分を壊すように新しいことをしても、考察したり受け入れてくれたり、いろんな人がいて、プラスのエネルギーをもらっています。

PROFILE

  • ゆうたろう

    1998年6月3日、広島県生まれ。俳優・モデル・ショップ店員。

    2016年ショップ店員から“かわいすぎる美少年”として芸能界デビュー。

    2018年「3D彼女 リアルガール」(’18) で映画初出演を果たし、以降ドラマ・映画・舞台に多数出演しその存在感を放つ。

    主な出演作は、映画『かぐや様は告らせたい』(’19,’21)、『殺さない彼と死なない彼女』(’19)

    ドラマ『シャーロック』(’19 /CX)『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(’21)『来世ではちゃんとします』(’19、’20、’23/TX)、『3年C組は不倫してます。』(’24)『FOLLOWERS』(Netflix)など。

  • NEWLY

    NEWLY

    NEWLY

  • NEWLY

    NEWLY

    NEWLY

  • RECOMMEND

    RECOMMEND

  • RECOMMEND

    RECOMMEND