自分にとってイチオシのタレントやキャラクター、いわゆる“推し”を応援する活動、推し活。最近、おしゃれ業界人の中でも、推しへの愛が止まらない人たちが増加中とのこと。そこで今回、日々推し活に勤しむ3人にお集まりいただき座談会を決行! 隠しきれない愛や、推しがいる生活の楽しさをご教示ください♡ まずは、皆さん自己紹介をお願い致します!

永井亜子(以下、亜子)「こんにちは、永井亜子です! 私の一番の推しは、西尾維新さんによる小説、『物語シリーズ』のアニメに出てくる、忍野忍ちゃんっていう吸血鬼の女の子です。最初は登場回数も少なく無言だった忍ちゃんが、喋った瞬間の感動ときたら……。何度も再生した名シーンの記憶は未だ脳裏に新しいです」
ふわもふ「ふわもふです! 今日は、亜子ちゃんに誘われて参上しました。推しは、『あんさんぶるスターズ』というゲーム&アニメに出てくる、仙石忍くん。忍者に憧れている男の子で、喋り言葉の語尾が『〜ござる』なところとか、とにかく可愛いんです♡」
亜子「やばい、こっちの語尾は『〜なのじゃ』だ!」
ふわもふ「なんか、被ってる(笑)。そもそも推しの名前も同じだしね」
亜子「しかも、偶然にも色も同じ! 忍野忍ちゃんも仙石忍くんもキャラカラーが黄色なんですよ。友達歴が長いオタクは好みが似てくるのかも?」
ツッチー「はじめまして、ツッチーです。お二人は二次元推しということで、三次元担当として参加させてもらいます。私の推しは、ジャニーズにいるけどデビューはしていない、俳優の男の子なんですが、名前はちょっと言いたくなくて……。マイナーすぎてファンがまだ少ないので、身バレが怖くて(笑)。なので、ここでは仮にT君と呼ばせてもらいます!」
___皆様、しっかりと推しの紹介もありがとうございます! では、早速お話していきましょう!
<忘れもしない推しとの出会い♡>
___その人(キャラ)が自分の推しになった瞬間は? 出会いのきっかけなど教えてください。
亜子「毎シーズン、気になったアニメはチェックするようにしているんですが、その中で『化物語』を観ているとき、忍野忍の初登場シーンで、もうビビッと電撃が走りました。見た目とか、喋り方とか、とにかく全部好きで! まさに、一目惚れでしたね」
ツッチー「私と推し、Tくんとの出会いは、他のジャニーズのバッグに付いているところで、目を付けたって感じです。一番、やる気がなさそうなのが、逆に気になっちゃって。そこからの沼です(笑)」
ふわもふ「私の場合、実は亜子ちゃんがきっかけなんです。ポコチャの配信で、“あんさんぶるスターズ5周年 ぱしゃこれ開封の儀”っていうのをやっていて、それが忍くんとの出会いです」
___亜子ちゃんも、あんさんぶるスターズが好きだったんですね!
亜子「そうなんですよ。それでグッズも集めていたので、ぱしゃこれも一箱買って。ぱしゃこれっていうのは、インスタントカメラで撮影したような写真風カードなんですけど、パッケージからは中身がわからないんですよ。それを一気に開封して紹介するっていう内容の配信をたまたま観ていてくれたんだよね」
ふわもふ「亜子ちゃんって、カードを見せるだけじゃなく的確にキャラ紹介もしてくれるんですよ!」
亜子「『この子は忍者に憧れている男の子で、ひとりぼっちの忍者同好会で、それがなくなりそうになったときは泣いちゃったり、でも頑張ってて〜』とかね(笑)」
ふわもふ「そう。かなり詳細に話してくれたから好きになるには充分な情報だったんです。ちなみにその時の記念すべきカードの現物がこちらです」

亜子「だからこんな立派なケースに入ってるんだね(笑)。とんでもない沼に落としてしまった……! ちなみに私の推しは、朔間凛月くん。この子も忍野忍と同じく吸血鬼なんですよ! 自称ですけどね」
ふわもふ「凛月くん、顔がいいよね。かっこいい……」
<推し活って実際、どんなことをしているの?>
___一言で推し活と言っても色んな活動があるかと思いますが、皆さんは実際どんなことをしているんですか?
亜子「とりあえず毎週アニメは観る、原作の小説も全部買って読む、グッズを検索する、欲しいものがあれば全部買う、が一連の流れですね」
ふわもふ「私の場合は、コンテンツがゲームなので、まずはダウンロードするところから始めました」
___毎日どれくらいプレイするんですか?
ふわもふ「結構やっちゃってます……。ちょっと言えないくらい」
亜子「私もハマっていた時期は、やばかったです。大体のゲームって、ライフ的な制限があると思うんです。このゲーム同様み、それを使い切ると2時間くらい復活するのを待たないといけないんですよね。だからそのタイミングに合わせてアラームを設定して、夜中だろうがアラームが鳴れば起きて、授乳みたいな感じで起きてプレイしてました(笑)」
___新生児のお世話をしているみたいな行動ですね……!
亜子「本当、子育てみたいですよね(笑)。でも、やりすぎちゃって寝不足で体調が悪くなっちゃたんですよね」
一同「(爆笑)」
亜子「それで流石に控えるようになりました(笑)」

ふわもふ「タップゲーと音ゲーがあるんですよ。私は音ゲー派なので、そこまでストイックにはプレイしてないですね(笑)」
亜子「タップはやばいよ……、マジ沼……(小声)」
ふわもふ「実際にゲームをプレイするのはもちろん、グッズもめちゃくちゃ買ってますね。最近は、中国の通販サイトでも、息を吐くように買い物しちゃってます。もちろん中国語なんてわからないから、翻訳サイトにコピペを繰り返して買ったり、買い物代行を請け負っている人に頼んだり」
___ぶっちゃけ、トータルでどれくらいの金額を推しに使ってきましたか?
ふわもふ「金額は、マジで絶対計算しないようにしてます」
亜子「計算したら、終わりですよ(笑)」
ツッチー「T君は露出が少なく、お二人みたいにグッズがたくさんあるのはとても羨ましいです! とはいえ、私も舞台のチケットや交通費などがあるので、それなりに課金していると思いますが、計算したことはないですね。」
亜子「あと、気持ちの上では実質0円みたいな感じですよね、実際」
ツッチー「まあ、推しが見れるのであれば、プラマイゼロですもんね」
ふわもふ「実質、無料ですね」
<これってやりすぎ? 激しめの推し活エピソード>
___ツッチーさんのように、推しの対象が三次元だと、会えるチャンスもありそうですね。
ツッチー「はい! T君はドラマの仕事をよくしてた時期があって。その撮影現場にいくために、一時期かなりエキストラをしていました」
一同「え!!」
ツッチー「でも現場も数が多いので、必ず会える訳ではないんですけどね」
亜子「すごい! それ、本当のガチャじゃないですか……!」
ふわもふ「しかも、確定演出なし……!」
ツッチー「T君がドラマの撮影中の期間は、毎週末のお休みを返上して現場に行って、通行人の役とかやっていました(笑)」

___ちなみに、そのガチャ、当たったことは……?
ツッチー「……確定、来ましたよ!」
一同「おーーー!(拍手)」
___何回くらい会えたんですか?
ツッチー「20回くらい通って、2回会えました♡」

亜子「20連して、2回か……」
ふわもふ「そう考えるとそこまで悪くないかも。ゲームだと出ないこともあるかもなぁ」
亜子「でも、そこは二次元と三次元! うちらはこれ(スマホをタップ)だけでいいんで(笑)。労力が違いますよね」
ツッチー「通行人としている私の後ろで、推しが演技とかしてるんですよ……! もう、その時の感動と言ったら!」
亜子「その状況、冷静に通行人役でいられるものですか?」
ツッチー「いや、もう固まっちゃいました。振り返れない!みたいな」
ふわもふ「ですよね! 二次元のキャラに会えるイベントでも大興奮だから、その状況は本当にヤバそう」
ツッチー「それにしても、エキストラ活動をガチャって言われたのは初めてです(笑)。でも、まさにその通りですね!」
___次元は違えど、推しを愛する皆さんには共通言語があるんですね。今日のお話を聞いて、私も誰かを推したくなってきました。貴重なお話をありがとうございました!