ユース世代の“夢(dream)”と“好き(freak)”を応援するプロジェクト『若者フリーク』で『I have a dream freak!』と題したキャンペーンを開催しました。それは、Instagramでみなさんから“夢”や“好き”を募集して、最優秀賞を本当に実現しちゃおう! って企画です。
見事、最優秀賞に選ばれたのは、“はるかぜに告ぐにコーディネートしてもらいたい!”という応募。美容師として働く片寄 光さんは、「ファッションが好きだから、自分にはない感性でスタイリングしてもらい、着こなしの幅を広げたい」と話します。
ファッションの系統が異なるとんずさんと一色といろさんは、片寄さんをどのように仕上げるのでしょうか!? ついでに、2人にもセルフコーディネートしてもらったり、お互いに服を選びあったり。ああでもない、こうでもないとフリークス ストアの店内で試行錯誤した様子をお届けします。
ファッションで、新しい自分を見つけたい!
――『若者フリーク』で“夢”や“好き”を募集したら、はるかぜに告ぐの2人にコーディネートしてもらいたいと応募がありました。これまで誰かをコーディネートしたことはありますか?
とんず:ライブの合間に先輩とかと古着屋に行って、似合う服を提案することはありますよ。
一色といろ:わたしは男性の服を選んだことはないですね。プレゼントを渡したこともない。女性やったら一緒に買い物して、選んだことはありますけど。
――誰かをコーディネートする、経験者と未経験者なんですね。まず、片寄さんの普段のファッションをヒアリングしてみましょうか。

とんず:好きな色はあります? 逆にこれは嫌とか。動きやすい服がよかったり、フードが苦手だったり、ビールより酎ハイ派だったり。そういう好みを聞きたいです。
片寄:それだったら、とりあえずハイボールで。
一色といろ:一杯目からハイボールなんや。好きな食べものはなんですか?
片寄:食べもの関係あります?(笑)。えーと……馬刺しが好きです。
一色といろ:なるほど。
とんず:九州の甘い醤油っておいしいですよね。
――話をファッションに戻したいんですが(笑)。
とんず:すみません(笑)。普段、どんな色の服をよく着てるんですか?
片寄:黒ばかり着ているから、ぼくに似合うカラーを取り入れてもらいたいです。ファッションが好きだけど、自分で選ぶといつも同じ雰囲気になっちゃって。だから、今回は女性目線で選んでもらって、コーディネートの幅を広げられたらなと。

――第一印象で、どんなアイテムが似合うと思いますか?
とんず:モテると思うから、的を絞って特定の誰かに突き刺さるコーディネートにしたいです。
一色といろ:さっき馬刺しってキーワードが出てきたので、馬っぽさをイメージしてスタイリングしようかな。
とんず:馬になりたいわけちゃうからな。それをファッションに落とし込めたら大したもんですよ。
片寄:カウボーイっぽく、デニムを使ったウエスタンでまとめるのは良さそうですね。
一色といろ:あ! 乗る側もありですね。
とんず:なに依頼者にフォローしてもらっとんねん。
――(笑)。じゃあ早速アイテムを選んでいきましょう!
片寄:お願いします!

とんず:今日のコーディネートで、どこに行きたいですか?
一色といろ:それ聞きたい。どこでなにをしたいですか?
片寄:芝公園でピクニックしたいですね。この季節なら散歩しながら夜桜を見るのもいいかも。
――ファッションって、その人の趣味とか好みが反映されるじゃないですか。
とんず:そうそう。好きな音楽は?
片寄:ラルクとかエルレガーデンとか、バンドが好きですよ。
――とんずさんと話が合いそうですね。
とんず:一緒にライブに行く姿が想像できました。自信あるわ。昔からのツレやったんちゃうかってくらいのコーディネートにします。

2人のセンスでアイテムセレクト。
――店内をぐるっと見て、いかがですか?
とんず:どこかにかわいらしさは欲しいですね。接しやすさが出ると思うんです。
一色といろ:メッシュがかわいいから、このトップスを基準にして組んでいきます。
――ちなみに、男性のファッションの好みはありますか?
とんず:わたしがダボダボの服を着てるから、同じようなサイズ感を着こなしてほしい。あと、Tシャツにこだわっている人。とりあえずで選んだ白Tとかじゃなくて、こだわりの1枚を着ている人が好きですね。
一色といろ:わたしはキレイめが好きですね。どこにでも行けるようなピチッとしたサイズ感がいいです。

――とんずさん、Tシャツは決まりですか?
とんず:そうですね。車のデザインがかわいいので。これにピンクを合わせちゃったり?
――ピンク系のアイテムを着ることはありますか?
片寄:全然着ないですね。似合うかな?
とんず:これに柄ものを合わせるか、もうちょっと暗い色を合わせるか……。あと、アウターもほしいな。
――といろさんはメッシュのトップスを軸に組んでいますが、イメージは固まってきましたか?

一色といろ:どこに馬の要素を入れようか迷ってます。
とんず:まだ言っとんのかい!
それぞれのコーディネートが、ついに完成!
――試着を繰り返し、コーディネートが完成しました。まず、といろさんのコーディネートから。

一色といろ:春らしいメッシュのトップスを最初に選んで、ベストでアウトドア感をプラスしました。
片寄:メッシュのトップスは着たことがなかったから新鮮です。透けたインナーで遊べますね。
――足元はサンダルですね。
一色といろ:あえてのサンダルで、馬を飼育する草原に慣れている感じを演出しました。ピクニックに行きたいとおっしゃっていたので、リラックスしたシチュエーションにもぴったり。帽子とショーツとサンダルは同じ色でまとめています。

――バッグのカラーがアクセントになっています。
一色といろ:馬の給水に使うバケツをイメージしました。
とんず:分からないけど、馬を表現しようと頑張ったことは伝わりました。
――次はとんずさんのコーディネートです。

とんず:色めっちゃ合う。バランスもええな。片寄さん、黒のアイテムをたくさん持っているって言うから、どのアイテムも黒に合わせやすいものを選んでいます。
片寄:それは助かります。
――バッグはレディースで、ショッパーもコーディネートに含めましたが。
とんず:彼女のバッグを持っているイメージで。
――ずばり、コーディネートのテーマは?
とんず:“デート”やね。花見に行こって女の子を誘ったら、その前に渋谷で買い物に付き合って欲しいって言われて、思いのほかショッピングが楽しくて遅い時間になっちゃった。で、もう花見じゃなくて飲みに行こかって歩いてたら、道端に桜が咲いていて夜桜を見られたと。その時に寒そうな女の子にアウターを貸してあげる。最高の1日!
一色といろ:ただ買い物しただけの1日やん。
とんず:正直、アウターはなくていい。でも、女の子に貸すために必要なんです。で、脱いだらピンクが出てくる。かなりよくないですか?

一色といろ:ピンクとパープルの色落ち具合が同じで合っていますね。
――とんずさんのコーディネートはいかがですか?
片寄:かわいいですね。カラーリングが派手だけど、まとまっている。自分では絶対に買わないカラーリングです。
とんず:人生変えちゃった感じ?
片寄:目覚めちゃったかもしれないです。
一色といろ:彼女のバッグを持つことに?
とんず:持っとってほしいけど。ぜひ今後は、黒以外も着てくださいね。
片寄:ありがとうございました!

――コーディネートしてみて、いかがでしたか?
一色といろ:サイズ感が難しかったですね。でも、女の子の服とは全然違うから楽しかったです。
とんず:テーマ違いで、なんぼでも組みたいですよ。楽しすぎ。
――やっぱり、誰かをコーディネートするのが好きなんですね。
とんず:わたし自身、ジャンルにとらわれずにコーディネートするのが好きなんですよ。ギャルっぽい感じだったり、ボーイッシュだったり、チンピラっぽくまとめてみたり。それを誰かに着てもらうのは楽しいです。
――いろんなテイストのコーディネートをするんですね。
とんず:いろんなファッションを楽しんだほうがいいじゃないですか。男性もそのほうがいいと思います。
はるかぜに告ぐの春コーデ。
――ここからは、季節を意識しながらご自身をコーディネートしていただきます。自分のコーディネートを組む際に、こだわりはありますか?
とんず:これ褒めてもらえるんちゃう? って最強の1着を組み合わせる。だから、バランスがとれないんですよ。
一色といろ:わたしはTPOに合わせて考えています。例えば、地方ロケで桃が有名な地域に行くなら、ピンクを使ってみたり。


――とんずさんはいろんなテイストのコーディネートをしていると話していましたが、といろさんはどんなコーディネートが好きですか?
一色といろ:冒険しないで年相応に。どこにでも行けそうな、シンプルめでガーリーなテイストが好きですね。
――普段、どこで買い物しているんですか?
一色といろ:結構バラバラで、お店は決まっていないんですよ。フリークス ストアとかセレクトショップで買うことが多いかな。いろんなブランドがあるから、探しやすいんです。
とんず:わたしは古着屋が多いです。でも、行きつけのお店はなくて、気になったお店にふらっと入って、いいのがあれば、運命や! って思って買ってます。でも、フリークス ストアに行くこともありますよ。よう分かっとらん海外のブランドを買って、偉そうに語ってます。
――迷いに迷って、コーディネートが完成しました。とんずさんは、スポーティにまとめましたね。

とんず:そうですね。インナーにベストを着てみました。トラックジャケットもベストもダブルジップなのが気に入ってます。パープルとイエローの組み合わせは着たことなかったんで、2025年って感じ。
一色といろ:春なんかな?
とんず:トラックジャケットを脱ぐと、白とピンクやで。

一色といろ:春っぽくなったな。ドジャースがいいですね。流行ってますもんね。
とんず:あの活躍っぷりを流行りって言わんやろ。
――続いて、といろさん。

――とんずさん、いかがですか?
とんず:花粉とか知らんけど。マネキンをそのまま着たわけちゃうよな?
一色といろ:ちゃうよ。
とんず:まとまってますね。ちっちぇサンドイッチ持って、ちっちぇ犬を散歩してそう。かわいらしいですね。ただ、自前の靴だけ合ってへん。サンダルにしたら、すごく春っぽさが増すと思いますよ。

相方のコーデをプロデュース!
――最後に、お互いのコーディネートを選んでいただきました。

一色といろ:2分くらいで、すぐに決まりました。とんずって、人生で一回もジャケットを私服で着たことがないと思うんですよ。だから、ジャケットとスカートのセットアップを春っぽいカラーリングで選んでみました。足元はとんずが履かないであろうパンプスで。
とんず:ジャケットを着るのは舞台の衣装くらいですね。スカートは穿くときもあるけど、この色は着ないですね。インナーはシャツのほうがよかったな。
――といろさんは、セットアップが好きとおっしゃっていましたね。
一色といろ:このセットアップのデザインが気に入ったけど、わたしは背が低いからサイズが合わなかったんですよ。でも、とんずは似合いそうだから、代わりに着てもらいました。

――とんずさんが選んだコーディネートはいかがですか?
一色といろ:セットアップかわいいですね。サファリパークに行く時に着たいですね。
とんず:ゼブラ柄ではないからな。普通にかわいいなって思ったセットアップに、わたしっぽいオレンジを合わせてみました。気合いを入れすぎてないコーデです。
――今日はたくさんコーディネートしていただきまして、ありがとうございました!
一色といろ:メンズのファッションフロアに行ったことなかったので、新しい発見があって楽しかったです。
とんず:いろんな服を着てもらったり、自分で着たりして楽しかったです。ファッションは人を表しますからね。明るくありたいです。
PROFILE
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はるかぜに告ぐ
NSC大阪校45期生の一色といろ、とんずが2022年7月に結成し、2023年4月にプロデビュー。同月より「深夜のハチミツ」(フジテレビ系)に出演。2023年11月には芸歴一年目にして 「女芸人 No.1 決定戦 THE W 」の決勝に初進出した。2024年4月にラジオワイド番組「Clip」(ラジオ関西)火曜レギュラーに就任。翌5月には「ZIP!」(日本テレビ系)のコーナー「流行ニュースキテルネ!」にリポーターとして加入。