お酒大好き女優の木野山ゆうさん。ただいつも決まって飲むのはジャスミンハイ。 お酒好きを公言するのであれば、もう飲むだけは卒業して、もっと酒を理解したい。そんな想いではじまった「木野山ゆうの背伸び酒」。
時には、噂の居酒屋で、時にはオシャレなBARで、時にワイナリーや酒蔵に行ったりして…。
お酒そのものを楽しむこともあれば、お酒と料理の組み合わせたり、お家で美味しくの飲む方法を研究したり、様々なアプローチで、お酒の魅力をして追求していくこの連載。
第3回目となる今回は、ジャズシンガーでありラッパー、そしてバンド『SANABAGUN』のフロントマンを務める高岩遼はオーナーを務める三軒茶屋にあるアメリカンウイスキーを専門に取り扱うジャズBAR『Brother』。中でもバーボンウイスキーを多く取り扱うBAR。クラフトビール、いも焼酎と学んできた木野山ゆうさんが次に興味を持ったのは、ハイボールでもお馴染みのウイスキー。中でも映画などに描かれることが多くクールなイ メージも多いアメリカン・ウイスキーのバーボン。
ということで今回は、オーナーの高岩遼自らアメリカンウイスキー、そしてバーボンの魅力を教えてくれる特別編です。
三軒茶屋駅を出て、茶沢通りを下北沢の方へ向かって10分ぐらい。巨大なゴリラのオブジェが見えてくる。そう三軒茶屋のランドマークのひとつ『ゴリラビル』だ。
が、今回木野山ゆうさんが訪れたのは、その1軒先にあるバナナのネオンが密かに光っているビル『バナナビル』にある隠れ家的に存在する『Brother』。
手掛けるのは、ミュージシャンの高岩遼。3Fには「いじめっ子マザコンの部屋」をテーマに、高岩が自ら厳選したアイテムをディスプレイ及び販売するおもちゃ屋『good junk store ”Brother”』があり、その上の4Fは、アメリカンウイスキーを専門に取り扱うジャズBAR『Brother』がある。
今回はこのジャズBARで、アメリカンウイスキー、バーボンを学びに行く。
詳しくはFREAK MAG.のバックナンバーをチェック!!
実は、『Brother』に来るのは本日2度目となる木野山ゆうさん。はじめてきた時は、友人のバンドマンに連れてきたもらったとのこと。それ以来、久しぶりの『brother』で、どうやら緊張している様子。
それもそのはず、ここはお店に入るまではちょっと複雑で、慣れていないとちょっと緊張する。路地裏の入り口から階段を登り、3階へ。
すると黒電話が!?
この黒電話で電話を掛けると4階へのドアがオープンする仕組みなんです。
ドアが開き、階段を登って4階へ。
この日は、バンドマンが集い、セッションしている様子。こんなことが日常茶飯のお店だから、緊張するのも仕方ない。
とはいえ、一歩入ってしまえば、そこは超ウェルカムな雰囲気の店内。早速、バーボンウイスキーを頼んでいきましょう!!
[1杯目] :『Woodford Reserve(ウッドフォードリザーブ)』
木野山ゆう:ウイスキーってあまり飲んだことがないんです。だからまずは、普段飲まない人でも飲みやすいので、オススメをお願いします。
高岩遼:かしこまりました。ウチはアメリカンウイスキーを専門に取り扱うお店で、中でもバーボンが多いんです。だから、まずはオススメのバーボンウイスキー『Woodford Reserve(ウッドフォードリザーブ)』という銘柄を。
高岩遼:好きな飲み方はある?
木野山ゆう:ハイボールは飲んだことがあります。あんまりロックとかで飲んだことはないです。
高岩遼:でしたら、最初は喉も渇いていると思うからソーダで浮かせてハイボールを飲んでもらって。ウイスキーの本来の味も味わってもらうために、ストレートでも飲んでもらおうかな。
木野山ゆう:え!! ストレートですか!?
高岩遼:ウイスキーって、香りや氷の溶けていくところも楽しみながら、ゆっくりゆっくり味わっていく楽しみ方もあって、今回は味を知ってもらいたいからオン・ザ・ロックかストレートも楽しんでもらおうかなと。
高岩遼:お待たせしました。『Woodford Reserve』のハイボールです。
木野山ゆう:ありがとうございます。
木野山ゆう:飲みやすい!! 1杯目だし、普段ウイスキーをあまり飲まないので、味の違いがわからないけど、確かに飲みやすいです。
高岩遼:そうそう。バーボンウイスキーって、少しハードな印象を持っている人も多いと思うんだけど、その中でなぜこれを1杯目に選んだかというと、僕の中で女性的な滑らかさを感じる一杯だからなんです。
木野山ゆう:美味しいです!! 女性的っていうのもわかる気がします。
高岩遼:これはあえてアルコールの刺激的な部分を抑えていて、だから女性にオススメ。お土産とかにも良いかもね。
木野山ゆう:お店にあるお酒は、全部アメリカのウイスキーなんですか!?
高岩遼:基本はそう。
木野山ゆう:なんでアメリカのウイスキーなんですか?
高岩遼:ウイスキーもたくさんの種類が存在していて、その中でも『Brother』はアメリカンウイスキーのみを取り扱っている専門店なんです。そして、アメリカンウイスキーの中でもバーボンウイスキーを多く取り扱っているのがウチなんです。
木野山ゆう:他のウイスキーとバーボンウイスキーの違いってなんですか?
高岩遼:バーボンウイスキーというのは細かく定義をされていて、例えば、とうもろこしを51%以上使っているとか、蒸留した瞬間の温度とか、ホワイトオークの樽を使っているのか、アルコール度数が60何度以下とか。そういうアメリカの規定があって、それをクリアしている全てがバーボンウイスキーっていうんです。
高岩遼:いわゆる西部劇とか、西部開拓時代とかに、ガンマンが”バンッ!!” ってやっているとか、そういうワイルドなイメージ。それがバーボンウイスキー。
木野山ゆう:他にはどんなウイスキーがあるんですか?
高岩遼:例えば、スコットランドの方で作られているスコッチとか。違いはたくさんあるんですけど、そもそも樽が違う。もっとスモーキーなイメージ。昨今の日本では、スコッチウイスキーの方が主流かな。日本のウイスキーBARに行くと、「スコッチですか!?」って聞かれることが多いかも。そんな中、『Brother』はバーボンのみ。カッコイイ男、カッコイイ女、それでいて弱い男、弱い女にピッタリなウイスキーが、バーボンウイスキーなんです。
木野山ゆう:そうなんですね。はじめて知りました。なんでアメリカのウイスキーを集めているんですか?
高岩遼:そもそも僕は、ミュージシャンであり、ジャズマン。そしてラップもやるし、ロックンロールもやる。そういう僕の音楽のルーツがアメリカであり、その歴史や文学も好きで。そして、ジャズと言えば、バーボンウイスキー。だから、美味いバーボンが飲めるジャズBARをやりたいっていうのが、『Brother』のはじまりだったんです。
木野山ゆう:そうなんですね。遼さんのお気に入りも飲んでみたいです。
高岩遼:もちろんです。





