クリエイターたちは、どんな視点で街を見ているのだろう。きっと、自然と目が留まった好きなものが、創造の糧となっているはず。写真を通じてそれを探るシリーズ“instax mini 99™のある生活”。
チェキ™で知られる「instax」シリーズの最新機種「instax mini 99™」を使い、日常のふとした瞬間を切り取ってもらいます。
第2回目となる今回は、シンガーソングライターのさらささんが登場。9月に2ndアルバム『Golden Child』をリリースし、初の東名阪ツアーを開催した彼女は、そのご褒美として旅行に行った台湾の様子を収めてくれました。今年の集大成となったアルバムの制作からツアーについてまで話を聞きつつ、プライベート旅行の思い出を振り返ってもらいます。
新たな挑戦で成長した2024年
―早いもので、もう12月。今年はどんな1年でしたか?
さらさ:上半期はアルバム制作に専念していて。まだ2枚目のアルバムなので、新鮮な気持ちで取り組むことができました。9月にリリースして、そこから初めての東名阪ツアーを。新しい挑戦をしながら、アルバムとツアーに時間とエネルギーを費やした1年でした。
―新しい挑戦とは?
さらさ:アルバムでいえば、今までと違うテイストの楽曲を作ったし、新しいアレンジャーを2人迎えたんですよ。ツアーでいえば、名古屋でバンドセットのワンマンライブをやったのが初めてでした。
―それを通じて、新たな発見やいい影響はありましたか?
さらさ:例えば、新しいアレンジャーにギタリストの西田修大さんをお迎えして、お忙しいなか制作にお付き合いいただくなかで、人や仕事に対する向き合い方にハッとさせられて、もっと自分も頑張らなきゃと思えました。楽曲では、こういう曲を作ってみたいとリリースしてみて、ライブでお客さんがどう反応するか見ることができて、またひとついい経験ができました。なんでもやってみないと分からないものですね。
―3月には、初めてソロのワンマンライブを開催しましたね。
さらさ:3年近く重ねてきたソロセットですがワンマンライブは初めてで、それもわたしにとって挑戦でした。ソロセットとバンドセットは、まったくの別もの。弾き語りのソロセットは、お客さんと対話している感覚がより強いんです。
―バンドセットは、どんな感覚ですか?
さらさ:バンドセットはショーとしてお客さんに披露する感覚が強いかな。ほかのメンバーがいるからこその偶発的な出来事も楽しみながら、お互いに助け合える。でも、ソロセットはひとり。自分と向き合いながら、できなきゃいけない課題を無事にこなすことができました。すごく大きな経験だったし、これからも継続していきたいひとつです。
―楽曲制作の最初の段階は、夜中にひとり、自宅で作業しているそうですね。2ndアルバム『Golden Child』はどのように制作しましたか?
さらさ:最初にギターの弾き語りで曲を作るのは変わっていません。1stアルバムは、自分がミュージシャンになると思っていなかった時期に制作していた楽曲が中心なので、時間に余裕があったし、1曲作るのに1ヶ月費やしたりもしていました。でも、今回はそういうわけにはいかなくて。
―制作期間に期限がありますもんね。限られた時間のなかで曲を作ってみて、いかがでしたか?
さらさ:実感したのは、できるときはできるし、できないときにはできないってこと。曲を作り続けられるのが当たり前とか、いつもアイデアが生まれるなんて、思っちゃいけないですね。「できないときはできないよね。でも、やるしかないよね」って自分に言い聞かせながら取り組んでいました。そうしていたら、ある日突然、1日に3曲くらいポンポンポンと完成して。自分じゃコントロールできない流れを改めて感じたし、手を動かし続けることが大事だと思いました。
2ndアルバムのタイトルに込めた想い
―アルバム名の『Golden Child』は、全曲完成してから決めたんですか?
さらさ:そうです。前作の『Inner Ocean』は“自分のなかの海”という意味で、気に入っていました。海って、静かに見えても水面下では海流が早かったり渦巻いていたりする二面性があって、人も同じだと思っているんです。それくらい自分の思考を表現できて、なおかつキャッチーな言葉を考えた結果、最初に『Golden Child』が思いついたんですよ。あまり聞いたことない言葉って言われるけど、わたしにとっては馴染みのある言葉で。
―確かにあまり聞かない言葉です。どんなところに馴染みが?
さらさ:わたしが生まれる前、両親が友達に誘われて、来日していたカリフォルニアのスピリチャルカウンセラーに会いに行ったそうです。そこでお母さんは、「生まれてくるのは女の子。その子は転生しない魂だったけど、あなたの前世の悲しみを救うために生まれてくる、ゴールデンチャイルド」と言われたそうで。それを子供のころから聞かされていたんですよ。わたしに嫌なことがあると、お母さんは冗談めかしくラフに「大丈夫、大丈夫。ゴールデンチャイルドなんだから!」って笑いながら話してくれていたんです。
―ゴールデンチャイルドが前向きになれる言葉だったと。
さらさ:調べてみたら、親が子供に対して抱く特別感、という意味があるみたい。それって自分の作品にも言えることだと思ったんですよ。自分で生み出した楽曲に特別感があって、いつか自分を救ってくれる日がくるだろうし、今までもそうだったから。
―曲が完成してステージをこなしていくと、子どものように楽曲が育っていく感覚がありそうですね。
さらさ:確かに、そのとおりだと思います。
―来年はどんなことに挑戦したいですか?
さらさ:いい曲を作りたいのが1番。生活を楽しみながら人として成長して、制作に還元していきたいですね。あと、ツアーの開催地をもっと増やせたらいいなと思います。バンドのメンバーと一緒に各地を回るのが楽しいし、同じセットリストでステージを重ねていくと、それこそ楽曲が育っていくのを体感できるので。その経験をもっと積んでいきたいです。あと、外でライブをするのがすごく好きなので、野外フェスにたくさん出演できたらいいなと思っています。
未来のために写真を撮ってアルバムに
―つい先日まで台湾へ行かれていたそうですね。
さらさ:アルバム制作とツアーを頑張った自分へのご褒美として、4泊5日で遊びに。去年の11月に〈LUCfest〉というフェスに呼んでいただいて1週間くらい台南に滞在したんですけど、ミュージシャンたちと一緒に過ごすのがすごく楽しかったから、今年もみんなで行ってきました。
―そんなプライベート旅行を「instax mini 99™」で撮影していただきました。どんな場所で撮りましたか?
さらさ:例えば、台湾に住んでいるダンサーのお友達が連れていってくれたカラオケバー。店主のおじさんが弾いてくれるピアノに合わせて歌うんです。ピアノの演奏はすごくクセがあって、たまに打ち込みのビートも流すのがすごくおもしろかったです(笑)。
―個性的なカラオケバーなんですね(笑)。
さらさ:すごくいいお店でしたよ。バーだけど、ハーブティーや漢方茶もあって、それを飲んでいました。台湾って、お酒を飲むお店でも温かいお茶があるんですよ。わたしにとって、それがよかった。夜遊びしていても、あんまりお酒を飲みたくないときもあるじゃないですか。温かい薬膳茶があるのは、台湾らしいですよね。
―チェキ™を使ったことはありますか?
さらさ:子どものころ「instax mini 7“Pop’n Toy”」を使っていて、プリンセスの格好をしているチェキ™フィルムはまだ残っています。それが壊れちゃって、今は「instax mini 7s」を愛用中。いつもツアーのときに集合写真を撮っているんですよ。
―チェキ™のどんなところが気に入っていますか?
さらさ:色に味があって、すぐにプリントされるのがお気に入り。そのままアルバムに貼れるし、見た目もかわいいですよね。思い出の記録にぴったりだと思います。撮ったら、すぐに誰かにあげられるのもいいですよね。喜んでもらえるし、わたしもチェキ™をもらうと嬉しいです。
―普段からよく写真を撮りますか?
さらさ:スマホでも、フィルムカメラでも撮っています。スマホでは、風景とか街なかで見つけたおもしろいものを撮っていて、フィルムカメラでは、特別な瞬間を撮るというよりも、レコーディングやリハーサルをしている様子を撮っています。当たり前の風景も、いつか当たり前じゃなくなりますからね。
―写真に残すことを、どのようにとらえていますか?
さらさ:もともと写真を撮るのが好きで、視覚芸術として残したいという気持ちがありましたけど、今は将来のために残している感覚かな。親が子どもだったころのアルバムとか、自分が生まれる前の写真を見ると、素敵だなと思います。なにげないこの瞬間を、そういうふうに残していきたいです。スマホのフォルダだけじゃなく、未来のためにちゃんとアルバムを作りたいと思っています。
―「instax mini 99™」はアナログカメラですが、カラーエフェクトコントロールや濃淡調整などの機能が搭載されています。使ってみていかがでしたか?
さらさ:今のチェキ™って、こんなこともできるんだって驚きましたよ。カラーエフェクトで色味を変えてみたり、暗い場所では濃淡調整してみたり。それを考えながら撮るのが楽しかったし、撮ってすぐにプリントされるから、この設定ならこんな質感になるんだって理解できて使いやすかったです。あと、機能がたくさん搭載されているのに、すごく軽い。旅行でも持ち運びやすかったです。
―お気に入りのカラーエフェクトは?
さらさ:ライトブルーの独特な雰囲気がかわいいと思いました。フェーデッドグリーンも、よりレトロに写る感じがいい。暗いところで撮ると緑が強くなって、それもかわいい質感になりました。
―「instax mini 99™」は、光と色で自分らしい一枚を撮れるモデルなんですよ。
さらさ:チェキ™の手軽さに、アート性がプラスされましたね。自分で設定できるから、クリエイティビティがより刺激されます。
―スマホも手軽に撮れますが、また違ったおもしろさがあるのでは?
さらさ:スマホで撮った綺麗な色の写真と異なる良さがありますね。チェキ™で撮った写真を見ると、場所だったり雰囲気だったり、自分が見た風景と記憶の捉え方が変わる気がします。自分の好きな光と色で表現したチェキ™の印象から記憶を紡いでいって、歌詞にするのもおもしろそう。
―「instax mini 99™」を持って、行きたい場所はありますか?
さらさ:メキシコに行ってみたいです。街中がカラフルなので、カラーエフェクトを使って遊んだらおもしろそう。小さいフィルムだからこそ印象が華やかになって、いい写真を残せると思います。
INFORMATION
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instax mini 99™
カメラ内部のLED発光によりフィルムに直接照射することで色表現ができ、自分だけの一枚を創り出せるアナログインスタントカメラの最上位モデル。
※instax、チェキ、instax mini 99 は、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。
PROFILE
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さらさ
湘南で生まれ育ったシンガーソングライター。悲しみや落ち込みから生まれた音楽のジャンル、ブルースに影響を受け、自身の造語“ブルージーに生きろ”をテーマに、ネガティブな感情や事象をクリエイティブへと転換する。2021年7月にシングル「ネイルの島」でデビューを飾り、全国ラジオチャートTOP10にランクイン。2022年4月に1st EP「ネイルの島」をリリースし、Spotify「Soul Music Japan」のカバーに抜擢、Apple Music 「Tokyo Highway Radio」にピックアップされるなど注目度がさらに上昇。デビューからわずか1年でFUJI ROCK FESTIVAL ’22に出演する。2022年12月に1st Album『Inner Ocean』をリリース。リード曲「太陽が昇るまで」は、J-WAVE「TOKIO HOT 100」で3週連続1位を獲得。自身の活動以外に、鞘師里保、Michael Kanekoへ歌詞を提供し、さかいゆう、清 竜人、s**t kingz、碧海祐人、gatoなどの楽曲に参加。2024年9月に2ndアルバム『Golden Child』をリリースした。





