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#LIFE STYLE

英国セカンド人生、ロンドン1年生。本間加恵

Photo/Text:Kae Homma

初めまして、Photographerの本間加恵です。

 

2020年パンデミックが起り、気付いたらあっという間に2年が経過していた頃、ふと何となく「同じ2年なら海外に住んでみよう!」と思い立ちLondonのYMS(ワーキングホリデー)のVisaで、来たこともない国に引っ越してきてから早2年弱。思いの外気に入ってしまい、この先もこっちに長く住むことに決めた。

 

Londonでの生活にもようやく慣れてきた頃「写真と共にLondonのリアルを伝えて」とお話を頂いたので、ここでは文章も書いてみます。どうぞお手柔らかに。興味のある人の元へ届きますように。

 

「1ポンド、160円代!?高〜い」なんて言ってこっちへ越して来たのに、今では恐ろしいことに1ポンド200円弱。「日本はご飯も美味しいし、治安も良いし物価も安いのに何でLondonに引っ越すの?」と度々聞かれてきたけれど、それでもこの国に魅了される理由は沢山あった。 ダイバーシティーであるこの街は、生活スタイルも人それぞれで、日本に居たら経験しなかった出来事や人、感情に出会うことが多々ある。

London bus、この街ではバスなしでは生きていけない。 

「それじゃ、公園で!」

ピーターラビットの舞台、Lake Districtの自然 

この国に来た当初驚いたのは公園の数と緑の豊かさ。1年半の間に引っ越しを3回してきたけど、どこのエリアに引っ越しても徒歩10分以内に必ず公園があった。東京に居た時は、公園はピクニックやお花見の時にわざわざ行く場所という感覚があったけど、この街にはそこらじゅうに公園があり、住んでる人みんなが当たり前のように過ごす場所のひとつである。

 

 

友達と会う場所であるのはもちろん、お誕生日会を開く場所。ヨガ、瞑想、読書をしたりランニング、筋トレをしたりと人それぞれ・・。 どこの国でも公園を利用している人と目的は変わらないのかもしれないけど、利用人数の多さに驚く。

London Fields Park。マッスルコミュニティが存在する 

日本に居たら「お茶でもしよう〜」とカフェに入るシーンも、「コーヒーでも買って公園でもお散歩しよう〜」に変わった。

 

曇りや雨の多いこの国で、少しでも晴れた暖かい日には、みんなこぞって公園に出てきては、ビーチのようになっている。どれだけ公園で過ごす時間が各々の生活と身近にあるかが分かる。

 

公園に行かなくても遊ぶ場所が沢山ある日本の便利さを感じると共に、お金のかからない幸せな 時間がLondonの公園には流れているように感じる。

毎朝、散歩をしに行く近所のVictoria Park。音楽イベントが開催されるくらいの広さ。毎週日曜日にはマーケットが開かれていて、新鮮な野菜や沢山の飲食店が並ぶ。 

公園でのおにぎりパーティー。私たちのソウルフードとも言えるおにぎり屋がこの国には存在しない。 

お犬、天国

 

公園の数も多いけど、ワンちゃんの数も多いのがイギリス。

 

Londonの公園では犬も人間と同じくらい自由に過ごしていて、リードを付けている子はほとんどいない。

 

リードを付けないで自由に歩き待っているから、「この子は誰の子のワンちゃんだ?」って犬がそこらじゅうにいる。実家で犬を飼っている私からすると、この環境に連れてきてあげられたら何て幸せだと常々思う。

元フラットメイトの犬「Who is your best friend?」と聞くと、飼い主をポンポンと叩いていた。 

電車やバスはもちろん、職場やパブなどスーパー以外は基本どこでも当たり前のように連れていける。また日本では動物がOKな場所に対して「ペット可」という表現をするけれど、こっちでは犬オッケーな場所に対して「Dog Friendly」という言葉を使う。かわいい。 

 

躾がしっかりとされている分、みんなホリデーへ出かける時は、友達にお世話を頼むことが多い。日本だとペットホテルやプロに任せることが多い気がするが、犬を飼えずともお世話ができる機会が多々あって幸せである。 

働き方、カルチャーショック

 

慣れるまでに少し時間がかかったことと言えば、この国で暮らす人々の働き方。 

 

この国の人の働き方は驚くほどに適当。 

 

バスに乗っていても運転手さんのシフトが途中で終わり次の人が来るまでは、乗客がいても当たり前のように待たせるし、オンラインで荷物を購入しても時間指定なんて出来なければ、不在であれば隣の人に届けてある。再配達何て基本存在しない。 

最近ではスーパーへ買い物をしに行った時、探していた物を制服を着ている人に尋ねたら、「シフトが終っているから同僚に聞いて」と言われたこともあった。 

 

携帯を盗まれた時に警察に行った時には、ポテトチップスを食べながら私のレポートを書いていたりと・・思い返せば止まらない。 

寝転がりながら布を売るDalstonマーケットのおじさん 

来たばかりの頃には時間の回転率の悪さにイライラしていることが多かったが、諦めも含めこの国の働き方はこれだと思うと、意外とすんなり受け入れられるようになっていた。 

 

この国ではもう少し楽しみながら楽をして働いていいんだよ〜とあらゆるシーンから教わっている。 

Dalstonマーケットのゴミの山。エリアによって街の清潔感がガラッと変わるのがLodnon。 

PROFILE

  • 本間 加恵

    1995年生まれ。東京都出身。スタジオアシスタントを経て、2020年に独立。 

    ファッションフォトやポートレートを軸に活動し、ファッションブランドのルックやマガジンの撮影を担当している。 

    2023年に拠点をロンドンに移し、活動中。 

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