お酒大好き女優の木野山ゆうさん。ただいつも決まって飲むのはジャスミンハイ。 お酒好きを公言するのであれば、もう飲むだけは卒業して、もっと酒を理解したい。そんな想いではじまった「木野山ゆうの背伸び酒」。
時には、噂の居酒屋で、時にはオシャレなBARで、時にワイナリーや酒蔵に行ったりして…。
お酒そのものを楽しむこともあれば、お酒と料理の組み合わせたり、お家で美味しくの飲む方法を研究したり、様々なアプローチで、お酒の魅力をして追求していくこの連載。
2024年初となる第4回目は、そろそろ行きたいよねってことでナチュールを飲みに西小山の『winebar WEST』へ。実はおうちで毎日寝る前にワインを飲んでいるという木野山ゆうさん。でも“自然派”ワインに触れるのはほぼ初めてなんだとか!
くつろげるような雰囲気と程よい人の混み具合が心地よい『winebar WEST』は、東急目黒線の西小山駅から徒歩4分ほどのところにある。初回の記事で足を運んだ『シュチニクリン』の武蔵小山然り、この辺はそういった居心地のよいお店がたくさんあり、密かに気になっていたと語る木野山ゆうさん。
『winebar WEST』はFREAK MAG.編集部におすすめされたワインバーのなかで、いちばん行ってみたかったお店とのこと。理由は、ナチュール自体に馴染みがなかったっていうのと、あともう一つは…。
そう、この田舎風パテをどうしても食べたかったから!
「お店を検索したときから気になっていました! もうパテには目がなくて、メニューで見つけると必ず頼んじゃうんです。前にフレンチのビストロでアルバイトをしていたんですが、そのお店のパテがものすごくおいしくて一気にハマりました。その時にナチュールもお試しで一口、ふた口とかもらって飲んでたんですが、当時は味わいのことまでわからないままで…。だから、この機会にちゃんとお話をきいて、ナチュールのことを知っていきたい!」
[1杯目] :『Larmes d'Automne 2022』
<CHECK!!>
フランス・シュッド・ウエストのワイナリー「ドメーヌ・デュ・ペイロー」の「Larmes d’Automne 2022」。ブドウの果皮を漬け込み醗酵させたことで、少し色づきのある白ワイン。
店主の仲西さんは、「日本だと、まだワインが敷居の高いものだという印象が強いんですが、本場のフランスではもっと気軽に日常的に親しまれているお酒なんです。仕事帰りとかに一杯、おいしいご飯と一緒に飲むような」と話し、ナチュラルワインビギナーの木野山ゆうさんの緊張をほぐす。前知識がなくても、ただ気になるってだけでも試してみる価値がある。そんな奥深さに早速触れて、ジーンとした様子を見せていた。
ミネラルを感じつつ、ママレードやはちみつのような甘い後味もあって、こくもあるという特徴を教えてもらい、一口飲んでみる。「あー、たしかに!思ってたよりはちみつです!普段は白を全然飲まないので、こんな味わいなのかと感動しちゃいました」
「でも、このワインの味を言葉で表現するのが難しい!」と素直な一言も。
そして念願のパテにいざ入刀!お好きな分だけどうぞと伝えると「じゃあ、丸ごと食べちゃいますよ?」と。どれだけパテが好きかが伺えた(笑)。
「肉肉しくて食べ応えがある!ごろっとしていて食感も楽しい」
[2杯目] :『CASÈBIANCO 2021』
<CHECK!!>
イタリア・エミリアロマーニャのワイナリー「アルベルト・アングイッソラ」の「CASÈBIANCO 2021」。さまざまな土着の白ブドウ品種を使い、皮ごとのマセレーションを約40日間、ステンレスタンクで熟成を行ったオレンジワイン。
食べたい料理に合わせてワインをセレクトしてくれる仲西さん、木野山ゆうさんが次に食べたかったのは新じゃがとホタルイカのマリネとのことで、酸味もあってさっぱりと飲めるオレンジワインをおすすめしてくれました。「へえー!カルダモンの香りがほんのりするって聞いたけど、カルダモンって何だろうと思って調べたらショウガの仲間で納得!スパイシーさも感じます。ほんのり杏っぽい香りも最後にきますね」
お料理登場!
「わあ、新じゃがなんて、もう春ですね!」
気分よく大きな一口でいただいていく。
ピマンデスペレットというフランスの香り高い唐辛子パウダーを散らしたマリネは、パクチーと合わさって少しセビーチェのような仕上がりに。
「パクチーとニンニクが効いていていますね。その後にワタの苦味もきて、新じゃがもホックホク。ワインの程よい酸味がきて軽々飲めちゃうなー!」
[3杯目] :『ルージュ・エクスぺクタティア 2021』
<CHECK!!>
フランス・ボジョレーのワイナリー「クリスチャン・デュクルー」の「ルージュ・エクスぺクタティア 2021」。1985年から有機栽培とバイオダイナミック農法を実践している赤ワイン。
3杯目でようやく、大好きな赤をチョイス。仲西さんのセレクトはボジョレーワイン。よく聞くボジョレー・ヌーヴォかと思いきや、同じ品種のブドウを使いながら違ったスタイルでつくりあげる自然派の元祖的ワイン。親しみやすさもあってこれから食べるシュークルートとも相性抜群とのこと。
メインディッシュの金華豚のロースとシュークルートのお出まし。まず、金華豚とは“幻の豚”とよばれる、 世界でも希少な最高品種で焼くだけで十分おいしくなるのだそう。それと合わせて食べるシュークルートとはザワークラウトをベーコンや豚肉などと一緒に炊いたもの。ここではベーコンと合わせてジュニパーベリーというジンの原料となるスパイスも一緒に炊き上げている。
「おいしそう!」
「おいしすぎると眉間にシワが寄っちゃうー!豚肉の脂身もくどくないし、ワインと一緒に飲むとその脂もさらっと流してくれて後味がスッキリします。料理とのペアリングってこういうことか…。なんか餃子を食べた後にビールで一気に流し込むような感じ!」
飲み足りないな…ということでもう一杯!
左下から時計周りに、コンテ、フルムダンベール、ブリーのチーズセット。ワインを飲んだらやっぱりチーズも嗜みたくなる。ということで、最後に飲んだ一杯は…?
[4杯目] :『オリジネル 2020』
<CHECK!!>
フランス・ロワールのワイナリー「ル・クロ・ド・ラ・ブリュイエール」の「オリジネル 2020」。ムニュピノという土着品種を使った白ワイン。
アカシアハニーのような上品な香りは、コンテやブリーの白カビチーズとよく合うのだそう。
「うわ目がさめるー!これは酸味?最初にバニラっぽい甘い香りもあって何これ!?しかもチーズもおいしい。この塩味を求めてたー!こうやってちょっとずつチーズをつついて、ワインを飲んでいたら何時間も経っちゃいそうですね。」
「料理に合わせてワインを飲んだことが初めての体験で新鮮でした!最初から最後までワイン縛りでどっぷり楽しめたー!ご飯との組み合わせを味わうのって粋だな…。今日をきっかけに、もっといろんなワインを試してみたいって思えました!」
<本日のお酒>
・1杯目 フランス・シュッド・ウエストのワイナリー「ドメーヌ・デュ・ペイロー」の『Larmes d’Automne 2022』
・2杯目 イタリア・エミリアロマーニャのワイナリー「アルベルト・アングイッソラ」の『CASÈBIANCO 2021』
・3杯目 フランス・ボジョレーのワイナリー「クリスチャン・デュクルー」の『ルージュ・エクスぺクタティア 2021』
・4杯目 フランス・ロワールのワイナリー「ル・クロ・ド・ラ・ブリュイエール」の『オリジネル 2020』
<今日のメニュー>
田舎風パテ
ホタルイカのマリネと新じゃが
金華豚のローストとシュークルト
チーズの盛り合わせ
INFORMATION





